『嫌われ松子の一生』第2話「恋人の自殺」 2006年10月19日(木) 22:00〜22:54

第2話は、故郷を捨てた内山理名さんが、文学青年の萩原聖人さんと出会い、同棲してドメスティック的なバイオレンスを受けども受けども尽くしますと、萩原聖人さんが筆が進まないやら、甲斐性ないやらで、電車に飛び込んで自殺しますのでサブタイトルが「恋人の自殺」であります。萩原聖人さんは太宰治に心酔するヤな奴を好演、1話限りの出演ながら非常に印象に残る内弁慶メソッド炸裂。文学仲間でのちに内山理名さんとゴニョゴニョな関係になる谷原章介さん、あいかわらずの美声。そしてトルコ風呂”白夜”のマネージャーに北村一輝さん。ここで北村一輝さんをキャスティング出来た時点で、内山理名さんが風俗に落ちてゆくパートはいただきという感じですね。面接にやってきた内山理名さんを一回は不採用にするんですよね、「裸になれ」ってね。最上級のチンピラ演技でビビらせていながら、独特のビブラートに心安らぐの私だけでしょうか?そしてトルコ風呂でナンバーワン、その後二人で文字通り大車輪の活躍をする綾乃役に鈴木蘭々さん。なかなか意表をつくキャスティング。トルコ風呂”白夜”で内山理名さんが働いていると思い込んだ萩原聖人さんが、北村一輝さんとひと悶着あるシーンは、原作にはなかったような気がしますが、ここは今回の見所でしたね。現代パートでは、姪っ子の鈴木えみさん、新しい差し歯(知らないけど)がまだなじんでいないのか、口元がしっくり来ていない感じ。あと鈴木えみさんの彼氏が明らかにセリフを間違えていたのが悲しい。内山理名さんが”松子(まつこ)”、鈴木えみさんが”明日香(あすか)”なので混ざっちゃって「ますかさんと再会したのはいつなんですか?」とか言っているので、ヤバイぜ。そして、刑事役に久々のドラマ出演となる羽賀研二さん。もしや裏設定で北村一輝さんのかなりクイックな生まれ変わりとか、そんなんあったら楽しいな。とにかく ヘビ男爵 北村一輝さんがいいぞいいぞ。