これが名古屋のやり方ですか! Nintendo World 2006 Wii 体験会 2006年11月3日(金) ポートメッセなごや

俺たちいままで名古屋に、ちょっと冷たくあたりすぎたのかな?だってそりゃねえだろう『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』の体験プレイが、希望人数多数のため、午前中に早々と締め切りだってそりゃねえだろう、俺は叫んだよ「これが名古屋のやり方ですか!」ってね。やっぱり、ミュージシャンのツアーとか、名古屋外しちゃいけなかったんだよな。これはイベントが無料だから人が来過ぎたとか、そういったレベルではなくて、名古屋の逆襲、名古屋によるストライクバックなんだから仕方がない、ごめんね名古屋。お詫びに矢場とん食べて帰りました。並んだけど、回転が良すぎてあっというまに席につけたと思ったら、サッと鉄板ひれかつ定食が出てきたので、あせる。心の準備がまだなのよ、もうちょっと待たせてくれてもいいかもと、身勝手なことを思いつつも、美味しいので二分で食べてしまいました。


さて2006年12月2日に発売を控えた任天堂の家庭用据え置き型ゲーム機 Wii (ウィー)。この発売に先駆けて、名古屋・大阪・東京の三都市で体験イベントを無料で開くことになり、この名古屋がその初日、一般に向けて Wii (ウィー)が初めてその姿を現す、記念すべき日となりました。今後は大阪11月12日(インテックス大阪)、東京11月25・26日(幕張メッセ国際展示場)と続きます。私などは「まあとりあえず『ゼルダ』はやっておいて、あとは適当に空いているのをみつけてやろうかなあ」などと、いま思えば、のん気丸出しな考えでしたので、急いでタイムマシンを発明して、その時に戻って自分を叱り飛ばしたい。昼頃に名古屋駅から、あおなみ線金城ふ頭駅まで24分。ぽかぽかした日差しの中、湾岸工業地帯を眺めながら、まったりモード。しかし車内にはニンテンドー DS をパッカリ開いたキッズ達が真剣モード。さっそく私も『ポケットモンスター ダイヤモンド』をはじめる。こういう時こそ地下通路探検なわけで、ポケッチの”つうしんサーチャー”で見てみると、ユニオンルームや地下通路にやんやの人だかり。まあこの行きの車中では、3〜4人でしたけど、会場であるポートメッセなごやでは、常時二桁はいるという大賑わい。ユニオンルームでは、勝手がわからないのか、神なのか、信じられない組み合わせでポケモンの交換が出来てしまうミラクルが連発していたので、ポケモン図鑑が寂しいアナタは、充電パンパンで大阪・東京の会場に向かうと良いです。行列に並んでの待ち時間も、あっという間です。交換用のポケモンを捕まえておくのも忘れずに。金城ふ頭駅に到着、 Wii (ウィー)の可愛げなトートバッグを提げたみなさんが結構な人数お帰りの様子、よしこれならいい具合に見て回れそうだなと、途中の公園でドッグヤードを覗いてもう一段まったりモードを深める。いま思えばなんとのん気な……(以下略)。金城ふ頭駅からポートメッセなごやまでは5分くらいのもんで、駅を出たら会場も見えているのですけど、案内の係員が看板と共に立っていました。んが、んが、なにか看板に貼り紙がありましてね、それによると

ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス

体験台につきましては


体験の希望者様が多数のため、

本日の受付を終了させていただきました。


なにとぞご了承くださいますよう

お願い申し上げます。

!!!なんでー!「これが名古屋のやり方ですか!」となりました。ここでそうなりました。でもまあよく考えたらそうですよね、いくら脳を鍛えるシリーズが売れて、日頃熱心にゲームをしないライトユーザーが増えたからといって、任天堂のイベントにやってくるのは、まだまだ濃ゆい人たちですから、そのへん少し読み違えた感じ。いくらローンチ( Wii (ウィー)本体と同時発売)とはいえ、”リアル『ゼルダ』の新作”となったら、真っ先に飛びつきますよね。実際開場と同時にみなさんダッシュして並んだみたいです。以降も行列は続き11:30くらいには締め切ってしまったようですね。はい、やっと会場入り口。 Wii (ウィー)の白と水色のさわやかな、アップルコンピュータからイメージをごっつあんした感じの門があり、ここでパンフレットと、トートバッグと、ナンバーの書いてある抽選用紙をもらう。って、なにこれ Wii (ウィー)が100台当たるの!?知らなかった、ワクワク。当選番号は出口に張り出されているんだってさ帰りの楽しみが増えた。これは今後大阪(100台)・東京(二日間開催なので100台×二日の合計200台)でも行なわれるそうですので、お近くの方は行く以外の選択肢があったらお聞かせいただきたい。中に入るとドーンと巨大モニターにてプロモーション映像が流れており、基本このイベントの前身である任天堂スペースワールドと同じ構成で、ステージが Wii (ウィー)が二つ、ニンテンドー DS 、『ポケットモンスター』の計4ステージありました。まあゲームの展示会だからどこも一緒か。でも照明が限りなくプレーンで、暗闇というか、影を極力排除しており、通路も広々で小さなお子様にも安心。それどころかここが最強のポイントになると思いますけど、お子様用の”キッズスペース”をしっかり用意していたので、繰り返しますが最強。つまりお子様に合わせた高さの試遊台(お子様の目の高さにモニタがある)がズラリと並んでいるエリアがあり、親御さん同伴のお子様が利用可能なので、小さなお子様連れにも安心。というか、普通家のテレビってそれくらいの高さに設置されてませんか?大人が立った目線の正面にモニタは無いよな。だからお子様用スペースこそ、家庭に Wii (ウィー)がある本来の姿に近いと思いますので、もっと良く見ておけばよかったな。 Wii (ウィー)及び周辺機器の展示があり、 Wii (ウィー)の小ささを実際に見て改めて感心する。 Wii (ウィー)カラーのコンパニオンさんたちの間をぬってグルッと会場を一回り、まずどこに行ったかというとニンテンドー DSレイトン教授と不思議な町』なんですけど、堀北真希さんが声の出演をしているんだから仕方ない、不可抗力ですよ。試遊台は2台なのでけっこう待たされるし、パズルとか推理のゲームなので前の人がやっているのを見たら面白さが半減するので困ったもんですね。モードは二つ用意されていて、はじめからとちょっと難しい奴と、前の人の続きでしたので、私ははじめからプレイ。レイトン教授と助手の少年(声:堀北真希さん)が車で不思議な町へ向かっているというシーンからスタート、ここはフルボイス、つまりセリフを全部喋ってます。ヘッドフォンの着用は禁止されているので、スピーカーに耳を近づけますれば、堀北真希さんの少年が元気いっぱいで最強。レイトン教授はちょっと抑揚つけすぎ、まあ加減のつけ方は難しいでしょうけど。絵柄は『ベルヴィル・ランデブー』ありがとうございました。音声もすべてのシーンに付くわけではないそうで、オープニングの車でのやりとりが終わって、パズルを一つ解いて、タイトルが出て町に入ってからのシーンで音声がなくなったらかなりテンションが下がりました。あとパズルがわかっているのに失敗したシーンも見たくてわざと間違え、さあ正解して先に進もうとしたらガチで間違えたのは内緒だ。一定時間で係員から声をかけられて終了、出口で福引をしてグッズをもらったので全てを良い方向に解釈することに決めました。とりあえず大阪・東京へ行かれる堀北真希さんファンのみなさんは、はじめからプレイすることを薦めます、確実に音声がありますよ。続いて『はじめての Wii 』、20分くらい並んでやりますと、Wii リモコンは何故か有線、あとにやった『おどる メイド イン ワリオ』は無線だったのでなぜだろう。この『はじめての Wii 』はミニゲームがたくさん入っているのでどれか一つを選んで遊びます。コンパニオンちゃん(親しみを込めて)のオススメは「牛ダッシュ」という障害物レースゲームみたいなやつ。牛に乗ってカカシを倒して柵を飛び越えて一定時間内にゴールするというもの。Wii リモコンを横に持って、前に倒すと加速、後ろで減速、右、左とあってサッと上に持ち上げるようにするとジャンプという操作。はじめてすぐは、思い通りに行ってコンパニオンちゃんも「うまいうまい」と誉めてくれましたが、コースを外れて失速、方向を戻して加速する一連の動きがピンと来ず苦戦。コンパニオンちゃんもいるのかいないのか声をかけてもくれず、こちらもイラッと来たので、心での呼び方をコンパニオンちゃんからコンパニオンさん(仕事だけの関係)にする。さらに顔はしっかり覚えたので Wii 購入の暁には、 Mii でキャラクターをこさえてひどいことをしてやると名古屋の空に誓う。だからあまり Wii リモコンに関してはファーストインプレッションは良くなかったです、もっとバチンとくるかと思っていましたので、自分でも意外な結果。さて会場一番奥の『ポケットモンスター』ステージでは『ポケモンバトルレボリューション』でキッズ達が自慢のポケモンで対戦中。うーむ、この辺りのことは後日別エントリを書くことにする、ちょっと思うところあり。横持ちの Wii リモコンにピンと来なかったので、もう一つ横持ちのやりたくなり『モンスタートラック』の列に並ぶ。会場によって配置も変わってくると思いますが、名古屋では6台の試遊台がひとかたまりになっているところがあり、左から2台ずつ『ファイアーエムブレム 暁の女神』(クラシックコントローラ)、『エキサイトトラック』( Wii リモコン横持ち)、『メトロイドプライム3 コラプション』( Wii リモコン縦持ち+ヌンチャク)というコントローラについて、非常に見ごたえのある並びになっていました。そして列に並びながら『エキサイトトラック』のプレイ映像を見ていると、正直グラフィックのインパクトは弱く、N64洋ゲーみてえだなとネガティブの波がもうすぐそこまで迫って来たとき、一人の少年(小5・6年くらいかな?)が試遊台の前に立ちました。いかにも教育ママっぽいお母さんが出口のそばで文庫本を読みながら息子を待っています。そんでこの少年が素晴らしく『エキサイトトラック』を楽しんでいました。ゲームはレースゲームで、オフロードを四駆でブインブイン走り、コースも大ざっぱで有って無いような物。おそらく開発は米国。中庭でバーベキューをしながら作ったんじゃないかと思われるくらい大ざっぱレースゲーム。少年は岩にぶつかったり、川に落ちたり林に突っ込んだりしてクラッシュするたびに声を上げて喜んでました。係員のお兄さんもうまくノセてあげて「そっちじゃなーい!」というと、少年は思い切りそっちに突っ込みクラッシュにて爆笑、いままでに無い盛り上がり。一応完走したものの6位とかでした。でも係りのお兄さんは「上手いねー」なんて言っちゃってさすがにそれは誉めすぎだろうと思っていたんですが、自分がプレイする段になって、これこそがこのゲームの肝であるということを知らされて戦慄。普通のレースゲームって順位によって優劣が決まりますよね、まあ当たり前だわね。しかしこの『エキサイトトラック』は順位に加えて、芸術ポイントというか無茶ポイントというかジャッカスポイントが加わるのです。上り坂でドカーンとジャンプ、ブースターでお尻から火を噴いて、車体を傾けてさらに飛距離を伸ばし、地面と平行に着地する。この一連の流れにポイントが発生して、順位か一定のポイントを越えるとステージクリアとなるのです。だからわざとコースアウトして林に突っ込んで、うまいこと木にぶつからずに抜けるとポイントが加算されたりするんだぜ。さらにコース上にあるアイテム、例えば”!”マークを取ると、リアルタイムでコースの地形が変化して、盛り上がってジャンプ台になったり、デカイ岩の塊が転がってきたりするんですよ。私も一応完走しましたが順位は6位でポイントも冴えず、しかしあの少年は順位は低くて、無茶し放題だったのに、ポイントがかなり高かったみたいなんですよ。無茶をしまくっても先のステージに進めるっていいなあ。もちろんレースゲームとして順位が高いことも重要という、この二つを両立させている『エキサイトトラック』は最強、今回の Nintendo World 2006 Wii 体験会で最も私を熱くさせたのは、なにあろうこの『エキサイトトラック』でありました。まあ『ゼルダ』やったら『ゼルダ』だろうけどね。さらに情報を加えると、この『エキサイトトラック』は、モニタの前に置くセンサーではなく Wii リモコン内蔵の振り子みたいなやつで傾きを検知するそうす、これも独特。っていうか、 Wii リモコンに内蔵されているののは『コロコロカービイ』みたいなやつかね。だからプレイスタイルを選ばない、モニタ(センサー)に対して斜めでも大丈夫なんだろうきっと。購入決定。続いてニンテンドー DS のステージで『マジック大全』のデモンストレーションを見ました。マジシャンの高尾晃市(たかおこういち)さんが登場して、『マジック大全』から「ファニーフェイス」を紹介。まず、客席からひとりステージに上げます → トランプを一枚引かせます。 → ここでニンテンドー DS のタッチスクリーンに簡単な人の顔を描きます。 → するとその顔の口が動き「ダイヤのエースだと思うよ」とか喋るんです。 → 一枚引いたカードをめくると、ダイヤのエース!! → 客席ポカーン。 → 狐につままれたまま終了。これは何だ?もちろん種明かしはなし、しかし高尾晃市さんがおっしゃっていたように、どんな場所でも BGM 付き披露できるのでかなりアピール度は高いですね。しかし不思議な体験をしました。これを見せたら興味持つ人多いだろうなあ。『大合奏!バンドブラザーズ』のバーバラが総合案内みたいな役割でゲーム内に登場するみたい。もうそろそろ16:00の閉場時間が近づいてきたので急いで『おどる メイド イン ワリオ』へ。20分くらいの待ち時間でした。モニタ(センサー)と Wii リモコンの位置関係がつかめると、それなりに上手く行きます。ミニゲームの連続なので、成功か失敗かよくわからないのがあったりしましたが、大勢でやればアホみたいに盛り上がること必至。あとは『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』へ。出来ないのはわかっているけど、ムービーがエンドレスで流れているのでこちらもエンドレスで鑑賞。これまではダークな印象が強かったけど、ちゃんと青空の下ハイラルの平原で、リンクがズバンズバン剣を振り回しているので安心。BGM 「ゼルダ姫のテーマ」になり、お馬さんも登場(ここの戦闘から馬のケツのシーンと音楽の合わせ方が白眉)。この馬のケツがでかくて笑う。ムービー内でも大きな荷物を運んでいるシーンがあったけど、サラブレッドというよりも、道産子みたいな体格・毛並み。これだけで頭の中でいろんなストーリーが広がるわけです。馬に乗っての戦闘シーンもいいぞいいぞ、5〜6頭に追っかけられてまして、スピードを上げた時に残像が残る処理が入ってるみたい。朽ち果てた神殿跡地みたいなところで、マスターソードを振り回す右利きのリンク。朝焼けの城を出てハイラル平原を疾走する馬に乗ったリンク。なんだかオレンジ色のモヤモヤの前でウウォーンと吠える狼リンクでおしまい。16:00で閉場。『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』にはまだ待ってる人がいました。お疲れ様です、あなたたちは英雄です。出口で Wii の抽選を見てどんよりして帰路に着きました。名古屋駅でリンクのコスプレの方が普通に歩いていらっしゃったので、どうすればよかったの?抱きしめておけばよかったのかね。そんなイベントでした。