麻生久美子さんは出来たはず。『夕凪の街 桜の国』
邦題:『夕凪の街 桜の国』
原題:『夕凪の街 桜の国』
- 作者: こうの史代
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2004/10/12
- メディア: コミック
- 購入: 60人 クリック: 1,350回
- この商品を含むブログ (1129件) を見る
製作会社:アートポート
脚本:国井桂
出演:麻生久美子 田中麗奈 堺正章 藤村志保 伊崎充則 吉沢悠 中越典子 金井勇太 田山涼成
日本公開:2007年7月28日(土) ※広島は2007年7月21日(土)より
鑑賞後一番に思ったことは、麻生久美子さんには出来たはずだ、と。あの先を何故描かなかったのか、原作を読んでどうやったらあの描写を外すことが出来るのか。麻生久美子さんは演じることが出来たはずだし、やろうとしていたのだと思うのですがどうか。言ってしまえば不満はそこだけで、会社からの帰り道に靴を脱いで歩く姿、軒先で魚を焼く母親に声をかけて家に入る姿、スッと原作の世界に入れました。田中麗奈さんも大ざっぱな感じが良く出ていて、中越典子さんのお嬢さんぷりといい対比になってました。その中越典子さんは『ストロベリーショートケイクス』にて顔面でのフィニッシュの実績がありますので、信頼度十分。そして田山涼成さんはここにも登場されており、アナタその頭頂部はカミングアウトなのかなんなのか。後半原作にはない演出があって、それがいいんだなあ。だからこそ、麻生久美子さんのあの先を描いて欲しかったのです。