『ロス:タイム:ライフ』 第1節「カメラマン編」2008年2月2日(土)23:10〜23:55 フジテレビ

[評価: Z ]なんつって。この” Z ”っていうのは”ずるい”のゼットだぜ。「死」はまぬがれないけれど、数時間猶予が与えられて、そのあいだに思い残したことをするとかそういう話。その時間を”ロスタイム”って言って、どこからともなく自分にしか見えないサッカーの審判三名と”ロスタイム”の残り時間を表示する電光掲示板を持った人がやってきて、ずっと行動を共にする。今回は報道カメラマンの瑛太さんが、特ダネをつかむため危険な現場に行き、射殺されてしまう。その弾丸が脳天にヒットする瞬間、時間が止まり”ロスタイム”4時間何分かがスタートする。スタートと同時にサッカーの実況よろしく画面には瑛太さんのプロフィールが表示され、音声では実況と解説がはじまり、スポーツ放送みたいになる。わーこれ新しいかもと思ったら、結局このスポーツ実況風演出は”ロスタイム”のルールを説明しただけで、途中でなくなってしまうし(病院以降なくなった?)、こちらが知りたいルールにはだんまりなのね。ずるい。”ロスタイム”中の時間の流れ方とか、どうなってるんだろう?銃を撃った男とその周りだけ止まっているの?その直前、銃を向けられて瑛太さんが手を上げると、持っていたカメラがカシャカシャなりますが、これシャッターが切られたことにはなっていないのか?生前最後に撮った写真は猫じゃなくて、この時のものじゃないの?とかいろいろ。設定をガチガチのカチンコチンにしてくれとまでは言いませんが、なんか都合の悪いところは黙っちゃうように感じましたよ。後半のメロドラマが実況でひっくり返るんだろうな、とか思いますよねー。でも普通に終わりやがんの、ズコーッ。第8節「部長編」の真木よう子さんまで我慢の子です。