『ケータイ捜査官7』第23話「ケータイ死す」 2008年9月24日(水) 19:00〜19:55 テレビ東京

新聞のラテ欄にはサブタイトルが「ケータイ死す〜番組史上最大の危機」となっていたのはなんだったのか。放送開始から半年、折り返し地点ということで第1話に続いて三池崇史さんの演出。三池崇史さんは横山自動車のつなぎを着て演出しているのを、なんかで(『神様のパズル』の撮影風景だったかしら?)見たことあるので素晴らしい。前回のラストで匂わせていた高野八誠さんによる窪田正孝さんとケータイセブンの誘拐が、すでに行なわれたところからスタート。このあたりの省略の仕方がいんですよね。機械であるケータイセブンが電気ビリビリの拷問を受けていたりして、一見さんは失笑するんでしょうが、半年見続けているとケータイセブンの傷みが伝わるの。追い詰めれば追い詰められるほど窪田正孝さんの顔のパーツが下に寄ってゆくのが、三池崇史さんの演出術なのか。ゲストは黄川田将也さんで、政治家の秘書。巨大な権力を背景に持ってる感を出しており、今後の出演もありそう。そしてアンダーアンカーはいつものようにクラッキングされてました。これにより首都機能が麻痺しましたので掟破りの並列分散リンク。この混乱の責任を取って益岡徹さんが会長職を退きました、もう出なくなるのかと悲しみましたが、回想話はあるはずなので待機。アンダーアンカーでは伊藤裕子さんがやけにドレッシー。1時間スペシャルということで気合が入りすぎたのか。長澤奈央さんは、またぐらからケータイを取り出すという、こちらも1時間スペシャルを意識した行動なのかなんなのか。この世界ではケータイが貞操帯になっているということで、長澤奈央さんの貞操は完全に完璧に守られておりますので親御さんも安心。主要人物が揃って、後半に向けて動き出す充実した内容でした。