安藤裕子さん、あれもこれもやらずも、レア曲で納得さす。2009年12月30日(水) COUNTDOWN JAPAN 09/10

夏に続いて年越しのこれにも出演の安藤裕子さん。モッシュとダイブがないから安心度が増し増しなのかどうなのか、千葉県は幕張メッセにて行なわれている COUNTDOWN JAPAN 09/10 。東京駅で京葉線に乗り換えるときの距離に毎度おどろきつつ、これで同じ駅と言えるのかと思いつつ海浜幕張駅に到着。駅前にはチケットゆずってくださいのアッピールしているかたがたくさん。同じ幕張メッセの一画では GLAY も単独でやってるみたいなので、帰りの混雑を考えて行動することに。会場に到着してリストバンドをリストにバンドると、やっぱし気分があがる。チケットは先行販売だったので、パスポートサイズのガイドブックが付いてきました。会場の案内とか注意事項が載っていて、後半はスタンプを押すページがありまして、スタンプラリーや出演者のものを記念に押せるようになっています。こういうコンプリート系の遊びは男子大好きなんですけど、女子はどうかしらと思っていたらけっこう女子のみなさんも参加していましたね。なかには男子ひとりで何冊も持って押しまくるという、泣かせる光景もありました。出演者のスタンプは入ってすぐの通路に、各ステージごとにまとまってあり、もちろん今日の出演者分だけしかないですよ。そしてこの出演者のスタンプコーナーの造形が TENGA っぽくて、男子への目配せ満点。もう盛り上がるしかないよ。奥へ進んで物販を見て GALAXY STAGE がかなり大きいなと驚いて、とりあえず一時間以上あったのでスタンプラリーやることにしました。各ステージなど8箇所にスタンプコーナーがあって、ゴールが来春にやるフェスのブースなのは上手いですよね。これスタンプ集めるとひととおり会場をまわれるし、そうでないとアストロエリアなんて絶対行かなかったからなー。ロキノンのブースがよくばって二つあるんで間違えつつゴールでピンバッチをもらったら時間もいい感じになったので、 COSMO STAGE の OKAMOTO'S を観ました。ベースのかたが浜田雅功さんの息子さん(ハマ・オカモトさん)ということで、完全にミーハー気分で行ったのですが、すばらしくロックな、たまにファンクありの四人組(みんな十代みたいですよ)で、普通に観てカッコ良かったです。ハマ・オカモトさんの指がきれいで、宮史郎さんみたいな風貌にほわーん。終わってウロウロを少々、 GALAXY STAGE へ移動するとリハーサル中。ここでベースとドラムのかたをしっかり見ておけばよかったなあ、ちょっと確認できず。17:20に暗転、ステージ左にあるモニターにジャーンの SE とともに「 NEXT ARTIST 安藤裕子」と表示される。この SE は興をそぎますね、ダメぜったい。ステージはあまり奥行きの無い感じで、左からドラム、ベース、ボーカル、ギター、キーボード。ボーカルの後ろに新居昭乃さん。安藤裕子さんの髪の長さはあれですか、追加的なものなのか。黒のコートの中は白いワンピース。足元は赤いブーツ。この白いワンピースがかなりボロッちくてズルズルで、「森ガール」の先を行く「乞食ガール」の域に達したのではないか。ここまでの着こなしは素人にゃむりだで。1曲目は『ニラカイナリィリヒ』で静かにスタート。次が『雨月(うげつ)』という、どんより度というか、情念度が増す選曲で、途中「ギャー」と叫んで幕張しんとさす。やっと MC 「こんばんは〜安藤裕子です。手がフルフルしてつりそう」と声を震わせる。今日は珍しい曲をやると、『雨月』もアコースティックではやってましたが、バンドでやるの初めてだそうですね。続いて『彼05』、これかなり上がる曲なのですが、そういやあまり聴いたこと無いですね。息を整えるためまたも MC 、話しかけてくるお客さんともうまくやりとりできて楽しい時間。2009年はどうでしたか? という話から、これから辛いこともいっぱいあると思いますが「明日に期待してください」というメッセージ。わたしは安藤裕子さん流の「でもやるんだよ」と受け止めました。ここからは『蒔かれた種について』『 The Still Steel Down 』ときたら当然『聖者の行進』でおしまい。 MC で死生観を語るのはいつものことですが、この日に出演予定だったかたが直前に亡くなったので、感じるところがある人も多かったと思います。来年はアコースティックを長い期間かけてやるので、バンドスタイルはしばらくなし。後半の流れはおなじみですけど、『 The Still Steel Down 』がやっぱしいいわ。「14番目の月がいちばん好きー」なんて歌の文句にもありますが、『聖者の行進』前のこの曲がまたしてもグッときました。演奏終わってバレエのおじぎでさようなら。緊張しているといいながら、お客さんとのコミュニケーションがあれだけ取れればバッチリでしょう。声もよく出ていて『聖者の行進』でよれることもなく歌いきりました。『のうぜんかつら』『海原の月』『ラフマベティ』もやりませんでしたが、フェスでレア曲やる度胸と、聴いたものを納得させてしまう実力を感じました。つぎバンドスタイルは来夏のどっかのフェスかしら? 春先の富士スピードウェイはないと思うんですけど、どうかしら。このあとご飯食べて東京事変をサラサラッといって早めに引き上げたのでした。

2009年12月30日(水) COUNTDOWN JAPAN 09/10 @ GALAXY STAGE (幕張メッセ

17:20から17:55頃まで 料金:10000円(当日券無し)

=== SET LIST ===

01:ニラカイナリィリヒ
02:雨月
 MC:こんにちは。緊張して手が震える。
03:彼05
 MC:明日に期待してほしい。
04:蒔かれた種について
05:The Still Steel Down
06:聖者の行進

=== 終了 ===(約35分)


Vo : 安藤裕子
Keyboard : 山本隆二
Guitar : 山本タカシ
Per,Cho: 新居昭乃
Bass : (?)
Drums: (?)

ちょいちょい修正するかもだ。どちらさんも良いお年を。