『アゲイン!!』第3話「勧誘・メガ・ストロング!」『週刊少年マガジン』2011年5月4日号。

tokka2011-04-20


今村金一郎、藤枝暁(アキラ)と、もう一人の主人公(?)応援団長の宇佐美良子(高校三年)が本格的に登場。顧問の先生は金髪を注意した北島先生。今村と藤枝が部室に連れていかれる。部員は少ないと言うが、宇佐美以外はここでは出てこない。団旗を持ってた人は前に出たけど。いったん逃げる。その後ろ姿に印象的な台詞「俺一人がいなくったって もともと変わらなかった世界だ」。アキラが宇佐美に本当は年下云々。今村も精神年齢は年下とか思う。宇佐美はひとり部室で昼飯、保温ジャーというのがいい。タイムスリップはしたものの、例えば今村が応援団に入っていて、同じシチュエーションを補正して行くわけではない。例えば野球部であの一球とか、あの時あの娘に声をかけていればとか、そういうのではない。強烈な後悔があって時間が戻ってというのではない。だから今村が応援団に入った時点で、まったく違う未来になる。楽勝ムードを漂わせていたアキラがクラスで妙に浮き出したりしている。これはねじれた年下ものとでも言おうか、高校卒業した(はずの)今村とアキラが、高校生活をすこし引いた視点で過ごすってことかなあ。もう2011年とか関係なさそうだし、読み続けようか迷う。ただ、第1話を読んだとき、現在に戻って来た(2011年4月6日)インパクトがものすごくあって、三週前でもうそれは記憶の中で薄れ出してはいるけれど、現在に戻ってきて、さあこの世界とどう対話するのかってのが興味があったし、期待もした。だって『モテキ』でありものの歌をうまく使っていたものね。もうちょっと週刊で読んでみようか。