神はサイコロを振らない

第一回(the 1st day)
嗚呼「すいか」だ。こりは「すいか」だよう。


異人たちとの夏」とか「黄泉がえり」とか、そんな話になりそうですけど、私は「ロング・エンゲージメント」って映画を思い出した。10年前に航空機が消息不明になる、捜索したが何も見つからず、航空会社は乗客、乗員全員の死亡を宣言する。ここね、このあたりですよ、遺体や遺留品が無いのに死亡を受け入れなければいけないというね、重い話じゃないですか。でも10年後にひょっこり戻ってきちゃう、航空機は時間を飛び越えて戻ってきちゃう。こっからはファンタジーだぜ、10年ぶりに登場した航空機になんのエフェクトも無かったけど、こっからはファンタジーだから、どうとでも展開できる、でも踏んばるだろうこのドラマは。飛行場に降り立った航空機からなかなか乗客を降ろさない、なんどCMをまたいだことか、じらさないで。時空のひずみ(マイクロブラックホールとか言ってたな)を通過したことをともさかりえさんのお顔の曲がり具合で表現しているのでしょうか?たぶんしていると思います。キャストで言うと、こんなに「すいか」とかぶっていていいのか。小林聡美さん、ともさかりえさん、市川実和子さん、あと尾美としのりさんね。尾美としのりさんは「すいか」出てなかったけど、あんた「すいか」っぽいから、出てたことにするよ。やったね!ありゃりゃ……市川実和子(いちかわみわこ)さんじゃなかった、「すいか」に出ていたのは妹の市川実日子(いちかわみかこ)さんだったね。じゃついでにお姉さんも出てたことにする。こちらもやったね!


おそらくハッピーエンドには向かっていないだろう、苦いドラマになるだろう。でもハリウッド映画じゃないんだからな、付き合おうじゃないか、最後まで見るぜ。そして大人の階段を一歩のぼるんだ。