『吾輩は主婦である』第三十話「サイン」 2006年6月30日(金) 13:00〜13:30 TBS

奥さん、今日で6月も終わり、ということは今年の上半期が終わるってことですよ。奥さん、上半期の下半身(しもはんしん)は充実してましたかウヒヒ。……というわけで、第三十話だぜ、全四十話だから、願いましてーは、チャッチャカチャッチャカ、で、あと十話であります。さていきなり竹下景子さんが、いまわのきわ。病に臥せり、医者も手の施しようがなくなったので、自室にて家族、知人に囲まれてご臨終。じつはこれ単行本に加筆したエピソードなんですよ、つまり嘘のこと。本当かと思ってウルウルしちゃいましたね、だまされ上手は、生き方上手。これで40ページの加筆分が書き下ろされて書き上がりました。でも週刊連載の締め切りはすぐやってくるし、純喫茶ジャンバルジャンのパートも週五で再開してしまったし、家では書き下ろしの内容が気に入らない竹下景子さんの風当たりが強くなるわで、ちょっとお疲れモードの夏目漱石斉藤由貴さん。純喫茶ジャンバルジャンには元パートの能世あんなさんが客としてやってきておりまして、プリン・ア・ラ・モードをオーダー。さすが売れっ子キャバクラ嬢、面倒くさいものをオーダーするよな。ここで注目、物語的には週五でパートを再開した夏目漱石斉藤由貴さんが、マスターの川平慈英さんに19時までの残業を頼まれる、そしてオーダーしたプリン・ア・ラ・モードがこないと文句をいう能世あんなさんに「自分でやれ!」(あー忙しい忙しい)となります、ここまでがひとまとまり。このとき時計の針は17時ちょい過ぎを指しています。ね、キャバクラ嬢の出勤前としてはちょっと早いでしょ、なにしているかっていうとおそらくメールしてるのよ、今夜お店に来てくださいのメールをしてるのよ、ちょっと早い時間にメールしまくっているのよ、売れっ子っていっても努力の人なんだ能世あんなさんは。実るほど頭をたれる稲穂かな。ちょっと使い方違うけど、おつかれーす。さて原稿もそろったので単行本の写真撮影、本にまく帯は池津祥子さんになぜか書いてもらいますして出来上がりました。あとは宣伝、以前ぶっとばした温水洋一さんがフリーペーパーの取材をしてくれまして、およそ好意的な書評をしてくれたので、このあたりちょっといい話。いよいよ発売となりまして、担当編集者の岡田義徳さんの地元、埼玉県上尾市にてサイン会が開かれます。会場の公園(!)に着くと長蛇の列ですよ、やりましたね。ところがスタッフのジジ・ぷぅさんによると、この行列は今日ブッキングされたもう一人のサイン会に並んでる人なんですって。その人は猫ひろしさんでした(スタッフ役のジジ・ぷぅさんは猫ひろしさんの付き人でありますので、この抜擢にはバーター疑惑だ)。ですので合同サイン会「吾輩は猫である」となりました。夏目漱石さんの斉藤由貴さんのところには結局家族しか来ず、家族パワーで四回も並んじゃった。さんざんな結果となったサイン会、ひとり撤収作業の岡田義徳さん。そこへ初老の紳士、鈴木ヒロミツさんがやってきて、五冊もお買い上げですありがとうございます。え?なんで紳士かって?赤い蝶ネクタイしてるからに決まってんだろうが!来週に続くぜ。今週もありがとうございました。あと十話だというのに来週はさらに話をふくらませるのかしら。