『吾輩は主婦である』(第二十一話〜第四十話)

全四十話固め読み、後半第四十話(最終話)までどーぞ。

吾輩は主婦である』第二十一話「ももえ」 2006年6月19日(月) 13:00〜13:30 TBS


奥さん、子は鎹(かすがい)なのよね。奥さんとこお子さんはいらっしゃるかしら?いま、こういうこと聞くの失礼にあたるんだって、なんかみんなビクビクしながら生きてんだね。そんで、かすがいってなんだろう?というわけで、五週目に突入です。この勢いだれにも止められないぜ!及川光博さんの妹であり、竹下景子さんの娘であるところの猫背椿さんが登場、役名がももえ。十五年も音信不通だったのですが、突然帰ってまいりました「TATOO あり」の「舌ピアス あり」。良い子ではなかったのがたたりまして、歓迎されておりませんで、結婚資金をせびりに来たと知るや、竹下景子さんによる制裁、竹による制裁が加えられました。翌日夏目漱石斉藤由貴さんに自分史を語り始める猫背椿さん、BGMは欧陽菲菲『ラブ・イズ・オーバー』。これを体験記として純喫茶ジャンバルジャンにて、『週刊タブン』の岡田義徳さんに見てもらいます。内容を見て「これDV(ドメスティックバイオレンス)ですね」と。ED(勃起障害)やらDV(家庭内暴力)やら社会問題にするどく切れ込みますね、さすが時代と寝た男、宮藤官九郎さんです。そういえば、純喫茶ジャンバルジャンは先週の金曜日くらいから川平慈英さんが出てませんね、能世あんなさんが一人で切り盛り、っていうか夏目漱石斉藤由貴さんは結局パートやめさせられたんだっけか。やな書房に女子二人、漫画を万引きして逃げるところを猫背椿さんが捕まえてお手柄。ですが、この女子二人は猫背椿さんの子供、昔の男達の連れ子なのでした。そんな猫背椿さんに夏目漱石斉藤由貴さんは人生を読書にたとえたいい話をしてました。翌朝猫背椿さんは出て行きました、女子二人を残して。明日に続く。

吾輩は主婦である』第二十二話「***」 2006年6月20日(火) 13:00〜13:30 TBS


奥さん、嘘みたいな話ですが、こんかい録画失敗でした。というか番組数がパンパンなので録画できなかったのでした。ハードディスクという目に見えぬものを信じた私がアレでした。残り時間しか気にしてなかったわ。というわけで欠番。ギャッ『すいか』もとれてない!これが一番ショック。

吾輩は主婦である』第二十三話「おがた」 2006年6月21日(水) 13:00〜13:30 TBS


奥さん、昨日はおあずけでしたから、もう、私のクドカンは、私のクドカンはこの曇天を突き抜けんばかりの状態なのですよ、見てちょ。というわけで毎週水曜日は『女性タブン』に連載中「吾輩は主婦である」の締め切りのためキリキリの夏目漱石斉藤由貴さん。でも昨日なんかあったんだろうね、近所の奥さまたちが相談事にひっきりなし。来るのはいいがせめて木曜日にしてくれということで、以後このあつまりは”木曜会”と呼ばれるのでした。そんな水曜日、やな書房に小野武彦さんがやって来ます、役名が尾形(おがた)。竹下景子さんの亡夫の同窓生ですよ、なにやらこの二人、ありそでなさそでありそうな、昼ドラなんだから、あれ!それからというもの竹下景子さんはめかしこんで毎日のように出かけてゆくのです。やっぱり、あるよこれは熟年の熟年による熟年のアレね、竹下景子さんはまるで特別な照明があたっているかのような、ソフトフォーカスのような。夏目漱石斉藤由貴さんはあとをつけます、ものすごい近距離につけたのですが、見失ってしまいましたよ。見失ったついでにロケをしていたCM撮影隊に遭遇、またも桐谷健太さんにスカウトされたっていうか、流しのギター弾きってのはあるけど、これは流しのCM出とでも言うのか。今回はふんわり仕上げの洗剤でしたよ。純喫茶ジャンバルジャンで編集者の岡田義徳さんに、このことを書いた原稿を見てもらいます。そこで衝撃の事実発覚、岡田義徳さんは竹下景子さんとひんぱんに会っているというではないですか。夏目漱石斉藤由貴さんがチヤホヤされているのに嫉妬して、随筆を持ち込んで読んでもらっていたそうで、小野武彦さんとのことはなんでもない、むしろ嫌いだっていうんだから、まんまといっぱい食わされたわい。ギャフン。そんな竹下景子さん、随筆を今度は毎朝新聞に送ったら、載ったぜ。近所の奥さんが集まってチヤホヤ、夏目漱石斉藤由貴さんはそれ見てジェラシー。やっぱみんなモテたいのね。明日に続く。

吾輩は主婦である』第二十四話「ふざい」 2006年6月22日(木) 13:00〜13:30 TBS


奥さん、オレですけど、振り込んでください。というわけで、社会問題にするどく切れ込んで行きますよ。タイムリーな振り込め詐欺の話題です。たぶん明日最終回を迎える『クロサギ』にエールを送っているのね。ここで私に向けた一口メモ、明日の『クロサギ』最終回はちょい延長なので録画気をつけろよ私よ。以上一口メモ終わり。お昼どき、一本の電話がかかってきます、鉄道会社からで、及川光博さんが痴漢したよということです。したんだろうか、あんなにシュッとしているのに、欲望とは、ああ欲望とはアレですねえ奥さん。被害者が示談にするというので竹下景子さんが振り込みに行くんですけど、カード忘れて戻ってきたよ。池津祥子さんに言わせるとこりゃ振り込め詐欺だぜ、でもこれまでのいろいろをかえりみますれば、みんなして及川光博さんに冷たすぎたんじゃないの、だから家出というか、最近の言動からして、もしかして自らの命的な深刻な問題なのかと、心配になりますけどちょっとおなかに入れておきましょうかと出前一丁。ちっとも帰ってきませんので、郵便局長の不破万作(ふわまんさく)さんに電話をすると、今日はお休みしたというではないですか。電波状態が悪いのかなんなのか、途切れ途切れに「……人間……」という言葉を残して電話が切れてしまいました。このキーワードから吉田拓郎さん『人間なんて』の合唱になります、「♪人間なんてラララーララララーラ」このままCMに突入したんだから、つまりこれは”投げっぱなしジャーマン”てことですよね、奥さん、この”投げっぱなしジャーマン”の意味は旦那さんにでも聞いてください、まあプロレス的なアレなんですけどね、そんでプロレスごっこからの流れで、久しぶりのウヒヒヒヒ……。まだ及川光博さんは帰ってきませんで、原因をみんなで話し合ったら夏目漱石斉藤由貴さんが吊るし上げ喰らってしまいましたよ、この集団心理って怖いね。翌朝ひょっこり帰ってきた及川光博さん、人間ドッグに行っていたんだってさ。それで昨日振り返った及川光博さんとのやりとりを、もういちど見てみると「人間ドッグに行くよ」って言ってんだよ、みんな本当に関心が無いのね。でも、冒頭の振り込め詐欺は、なんだったんだろうか、伏線かね。今回は純喫茶ジャンバルジャンが無かった、我慢だ。明日はあるといいけど、続く。

吾輩は主婦である』第二十五話「だれだ」 2006年6月23日(金) 13:00〜13:30 TBS


奥さんは週末とかアレですか、派手目なアレですか。というわけで金曜日ですので一週間を締めくくるわけですけども、夏目漱石斉藤由貴さんは自慢のノートPC(パナソニック製)でこれまでの出来事を記録しているのですが、どうも金曜日にいろいろと事件が起きるわけです、夏目漱石になったり、戻ったり、原史奈さんに恋したり、猫背椿さんがあらわれたり。だから今日はなにもしない、パジャマデーだよ。だから今日は純喫茶ジャンバルジャンのパートも休みなんですけど、どうも川平慈英さんと能世あんなさんの関係がギクシャク。やな書房もさっさと閉店してしまいたいのですが、そうもいかず、岡田義徳さんが純喫茶ジャンバルジャン経由でやってきて、連載の書籍化の話が出てきたそうですよ、やったぜ。つづいて坂巻恵介さんもやってきて、原史奈さんも純喫茶ジャンバルジャン経由でやってきたぜ。なんと結婚のことで悩んでいて、それを夏目漱石斉藤由貴さんに相談するんだから、また妄想しちゃうよ、したがって妄想の漱石役でTBSアナウンサーの安住紳一郎さんが登場。台所仕事をしている原史奈さんに後ろから近づき、包丁傷のできた指を吸います、指吸いです。昼間ではここら辺が限界だのか、まあ充分だよ、使える使える。及川光博さんの給料日ということで夜はすき焼きだぜ。猫背椿さんも不破万作さんもやってきて、特にトラブルなし。もうこれでなにも起きなかったね、いよいよ日付が変わる、金曜日を乗り切れるで、と床についたら誰かが扉をノックノック。外は雷雨、不安定な斜めアングルのカメラワーク、サスペンス&ホラーだ!やってきたのは川平慈英さんでした。あんた泣いてんのね。来週へ続く。予告では宮地雅子(みやじまさこ)さんも出てくるよ、そして能世あんなさんの普段着的衣装もありそうだ。ついでに宮藤官九郎さんのドッペル的なゲンガーみたいなのも出てきそうなのでニヤリとする準備をしておこう。

吾輩は主婦である』第二十六話「ゆきお」 2006年6月26日(月) 13:00〜13:30 TBS


奥さんさあ、月曜から肉体関係の話なんだから、私のクドカンもエンジン全開にならざるを得ないってことですよ。さて、先週ラストからの続き。雷鳴とどろく嵐の夜、矢名家にやってきたのは川平慈英さん、役名がゆきお。なにしに来たかっていうと、肉体関係の話をしに来たんだよ。相手はおどろくなかれ能世あんなさん、つまり能世あんなさんの貞操は守られなかったのでガッカリだ、月曜から落ち込む話だ。しかも関係はけっこう前から、時期的には夏目漱石斉藤由貴さんが純喫茶ジャンバルジャンでパートをはじめた頃だっていうんだから、なんだよ全然気がつかなかったなあ。その回想シーンでは能世あんなさんの私服姿がたっぷり拝めたのでよかったわ。しかし全てのものには裏表があるわけで、川平慈英さんの私服姿も見てしまうんだね、あのタキシード風 T シャツが気持ち悪すぎる、しかも、その T シャツ姿で口説かれたのち肉体関係を結ぶんだから、なんとしても同じものを探し出してこの夏着たいと思います。そこへ別れた奥さんからよりを戻す話があったので、能世あんなさんと別れたいという贅沢極まりない相談なんです。これに夏目漱石斉藤由貴さんが一肌脱ごうというところで、タイトル。前置きが長いってことはそれだけ重要なことなのです。口立てで別れのセリフを仕込み、翌日純喫茶ジャンバルジャンで言うんですけど、覚えきれずグダグダ。恋愛体質の能世あんなさんには逆効果「私、別れない……絶対に別れませんから!」となりました。川平慈英さんの離婚原因が、裏ビデオ(無修正ビデオ)を隠し持っていたことだったので、矢名家でも及川光博さんが持っているに違いないと探しますとありました、仏壇にありましたよ、なかなかいい場所にありますね。ところで奥さん裏ビデオと無修正ビデオの違いってわかるかしら?裏ビデオっていうのは、はじめから一般市場に出回らないもの、イリーガルなもの。かたや無修正ビデオは一般市場にモザイク満載で出回っているものが、おや不思議モザイクがなくなってるよワオ、でイリーガルなもの。こういう違いと認識していただければ、無修正のほうが素敵であり、川平慈英さんが「裏じゃなく、無修正だ」とこだわりを見せるのもわかっていただけると思います。その仏壇に隠されていたビデオがそういうのではなく、昔のミュージカルの練習風景でしたので、これにピンときた夏目漱石斉藤由貴さん、「言ってわからなければ歌うしかない」とミュージカルを作詞、作曲は及川光博さんで『つぼみの花が咲く時』。これを朝、純喫茶ジャンバルジャンに出勤してきた能世あんなさんの前で演じます。いつものメンバーに加えて、ピアノ伴奏に原史奈さん、天使に岡田義徳さん、虫歯菌(悪魔かな?)に池津祥子さん、途中から別れた奥さんの宮地雅子さんと娘さん。これで能世あんなさんは川平慈英さんをあきらめて純喫茶ジャンバルジャンを出てゆきます。なんでよ。宮地雅子さんはよりを戻すことはなく、シングルマザーでいくそうです、ガーン。ほら無理から別れることはなかったんだ。竹下景子さんは出番を忘れられていたってことでオチが付きましたよ。明日に続く。これで能世あんなさんはおわりかーと思ってたら、明日も出るみたい、しかも夜の商売をはじめるみたい、いいねいいね。では本日のBGMはこちらです。

肉体関係

肉体関係

また明日。

吾輩は主婦である』第二十七話「ねがい」 2006年6月27日(火) 13:00〜13:30 TBS


奥さんはどうなの、夜の商売とかどうなの?というわけで、昨日の今日で純喫茶ジャンバルジャンを辞めた能世あんなさんが客としてやって来ましたよ。源氏名”みどり”としてキャバ嬢デビューしてまたたくまにナンバーワンだよ。川平慈英さんも通っているんだってさ、当たり前さ。能世あんなさんもすっかりキャバ嬢で、はすっぱな感じがよく出ていますね。しかし役名がひらがな三文字の”つぼみ”なのに、サブタイトルになかなかなりませんね、今日あたりなるんかなと思ったけど、焦らすね、焦らせ上手ですね。さて能世あんなさんが辞めたため週三のパートが週五になっちゃった夏目漱石斉藤由貴さん。このままじゃ『週刊タブン』連載を単行本化するための書下ろしが書けません、書けませんし、連載分も書けませんで締め切りの水曜日を迎えてしまうのです。パートも休みだし、図書館にでも出かけるか、いや売りに出しているマンションへ行こう。そこへ不動産屋に連れられた人気作家”夜しずか”の高橋一生(たかはしいっせい)さんがやって来ます。売れっ子すぎるので、税金対策のためにマンションを買って、仕事場か事務所にでも使うべえとさ。若造の作家でしたので、ここを書斎に使おうとしていた夏目漱石斉藤由貴さんが怒りモード。断固として売らない宣言。まあ売れているのはわかるけど、あんまし金持ってるって周りに言わない方がいいね、だれが聞いているとも限りませんから。そして高橋一生さんの見かけが、本作の脚本を担当してらっしゃる宮藤官九郎さんを模しているので、ニヤニヤしましょう。せーのでニヤニヤ。夏目漱石斉藤由貴さんへ差し入れを持ってきた担当編集者の岡田義徳さんが、ここで高橋一生さんに出会ったのは後半へ向けての伏線でしょうかね、ちょっと覚えておきます。さて、昨日ミュージカルで歌っても、斉藤由貴さんは元に戻らない、いままでは歌ったらちょっと戻っていたのにね。いまは唯一寝言で、たまに戻っているのですが、あんまし寝言に対して返事したりとかはいけないって聞いたぞ、そういう昔からの迷信を大事にしていきたい、次の世代につたえたい、ゼッタイ。ガランとしたマンション、夕暮れの中ぞうきんがけをする及川光博さん、ふと昨年の七夕の短冊を見つけます。楽しかった家族の七夕、この短冊はそのとき斉藤由貴さんが棚のうしろに落っことしちゃったやつっぽい、願い事が書いてあるのですが、われわれには提示されず、及川光博さんがそれを読み「……みどりちゃん」、なんかいい話へ向かおうとしてますか?夜、短冊を矢名家に持ち帰り、締め切りを乗り越えた夏目漱石斉藤由貴さんがスースー眠る寝室の柱に飾ります「今のままで充分幸せです みどり」。なにちょっと胸の奥がポッと暖かくなっちゃった。結局マンション売れませんで、とすると高橋一生さんはピンポイントゲストなのか、先ほど懸念した伏線はないのかあるのか、いまのところどっちでもいい感じ。明日に続く。

吾輩は主婦である』第二十八話「マンガ」 2006年6月28日(水) 13:00〜13:30 TBS


奥さん、マンガはダーティ松本先生以外なに読むのかしら?というわけで、矢名家の実家、ほんとは実家じゃないけど、やな書房という古書店を経営してます。だので今回は古書店らしい話。数日前から黒いスーツにグラサン姿の二人組が、なにやらこそこそと品定めをしているんですけど、それがおげれつ吾郎先生の『おならスースー鈴之助』ってマンガでして、夏目漱石斉藤由貴さんは読んでみて、ひどかったけど面白かったって。このおげれつ吾郎なる人物はのちに大物作家になり、この駆け出し時代の作品はペンネームを含めて消したい過去なので遺族が回収しまくったため市場にほとんど残っていませんで、ネットオークションによるとこの初版本は300万円、つまり「♪GT さんびゃくまーん GT さんびゃくまーん」ってアレです。今の時代、ピンとくる高い値段といえば300万円なんだね。ちなみに夏目漱石吾輩は猫である』の初版本は30万円だと、怒る夏目漱石斉藤由貴さん。しかし、黒スーツでグラサンの二人組っていうとM.I.B(メン・イン・ブラック)に決まってるんだから、おそらく後半は宇宙規模のアレコレになり、夏目漱石斉藤由貴さんは作品の銀河連載が決まるとかそういう展開になるに違いありません。ところで銀河連載ってなんですかね。さて竹下景子さんは池津祥子さんら、たそがれ商店街の面々と慰安旅行に韓国へ。大ファンであるスター、ペ・ヤングンさんのドラマロケ地や生家を訪ねるということで、出発。奥の部屋が空いたのでそこで単行本のために追い込み状態。ちなみに売りに出したマンションはいったん白紙にします、やっぱしいずれは戻りたいみたいね。でも人気作家の夜しずかさんは、住む気満々で家具を物色してるとか。やっぱ出るね、昨日だけじゃなかったんだ、そして編集者の岡田義徳さんもけっこう本筋に絡んできたぜ、夜しずかさんのインタビューをしたりしてつながりを深めております。話し戻って朝、お向かいのレッド吉田さんが不審人物を捕まえます、あの黒スーツのグラサンだ、やったお手柄だ。しかし話を聞いてみると、『おならスースー鈴之助』をある人が購入したいので、下見に来てたんですって。なんで直接本人が来ないのさ、来たさ、来たのがなんとペ・ヤングンさん、あの韓国の大スター、ペ・ヤングンさんだから無理矢理にもほどがある。帰国した竹下景子さん一行は、電話でこのことを知るやダッシュで帰宅するも、残念ながら姿はありませんでした。『おならスースー鈴之助』を読んだペ・ヤングンさん、落書きがあったので300万円では買えないそうです、ちなみに落書きしたのは、自著の値段が低いのにイラッときた夏目漱石斉藤由貴さんだったのですが、もちろんとぼけてます。マンガはあげますので、大ファンの竹下景子さんのために、帰宅するまで待っていてくださいということでしたが、どこからか情報を入手したほかのファンの皆さんが大挙してやな書房に押しかけ、身の危険を感じたため、やむを得ず出て行くことになったのでした。このモブシーンは迫力満点、電信柱もゆがまんばかりの人、人、人。それでもポスターとかにサインもらったからよかったじゃない、と思ったら、夏目漱石斉藤由貴さんが気を利かせて書いていたんだってさ。ちょっといい話。こういう嘘はついていいんじゃないでしょうか。予告では明日久しぶりに斉藤由貴さんが戻るみたいね、楽しみ。明日に続く。

吾輩は主婦である』第二十九話「しずか」 2006年6月29日(木) 13:00〜13:30 TBS


奥さん、奥さんはポッと出に対する評価って甘いかしら?というわけで、俺は怒ってるんだけど、なにってサブタイトルにだよ。「しずか」っていうのは高橋一生さん演ずる人気作家の”夜しずか”ですよ、こいつあ火曜日に出てきたばかりなのに、つまりポッと出が、能世あんなさん演ずる人気キャバクラ嬢”つぼみ”を差し置いてサブタイトルになったことに対する抗議はしませんけど、つぼみも忘れないでねってことさ。いきなりマンションのベランダ、高橋一生さんが柵に足をかけてまして、飛び降りるんかどうか。そこに夏目漱石斉藤由貴さんがやって来ました、単行本の書き下ろし分を書き下ろすために書き下ろすべく部屋を貸してもらおうとしたのです。二人、さすが作家先生なのかなんなのか、お互いの心の声で会話が成立してしまいました。このあといろいろ相談事したり、高橋一生さんが夏目漱石斉藤由貴さんの書生になったりしたけど、会話は普通に声出していたのは何故ですかとか思っても言ってはいけない高橋一生さんは書きたいものがないんだって。それはあなたが満たされているのだと夏目漱石斉藤由貴さん。書きたいものがなければ書かなければいいのさ。そしていざ書き下ろしのためにマンションにこもる夏目漱石斉藤由貴さん。しかし仕上がった『女性タブン』連載分がいつもとなんか違う感じ、家族で流しそうめんをしたというエピソード(舞台『君となら』へのオマージュ?)なんですけど、これ、実際にあった出来事。つまり夏目漱石斉藤由貴さんは知るはずのない出来事なんですね、それに書き直しをお願いしたら、こんどは文章というよりポエムになってFAXされたのですと担当編集者の岡田義徳さん。もしかして戻ってる?矢名みどりの斉藤由貴さんに戻っているのか、それ行け家族たち。マンションへ向かう時間を利用しましてFAXされたポエムを一編紹介します。

ヘンな時間に
お腹が空いて
冷蔵庫を開ける私
6Pチーズを2P
食べたら落ち着いた
そして翌朝、反省

吾輩は主婦である』第二十九話「しずか」 2006年6月29日(木)

ついたついたぞマンションへ、書下ろしを書き上げるまで来てはいけないといわれたが、行かずにおられようか。書生の高橋一生さんの制止を振り切り、書斎へ入ると、夏目漱石斉藤由貴さんがつけヒゲのスーツ姿でなりきり夏目漱石川平慈英さんに借りた衣装で追い込み中。だが、言動が変なのね女性言葉と吾輩ことばが交ざりあう。ここがチャンス、いまこそ家族パワーを見せ付けるとき!マンションの中を思い出話とともに引きずり回すと、戻りそう。ちょっと疲れたので少し横になって、起きましたら戻りましたよ。つけヒゲをとるときの顔はまさしく矢名みどりの斉藤由貴さんだったですね、子供たちも思わず抱きついちゃいました。というわけで単行本の話は見送る形に、連載も落ち着くまでお休みします。印税が入って生活が楽になるはずでしたのに残念となりましたが、単行本の一冊目は儲けはほとんど出ないとのこと。初版の部数も三千部、高橋一生さんのは十万部で、「全然違うじゃないか待遇がー!!」お金の話で夏目漱石斉藤由貴さんに戻ってしまいました。しかも動作にブンブンとクンフー映画のような効果音が入りましてパワーアップ。「こうなったら貴様らが平伏するような傑作を書いてやろうじゃないか」と書生の高橋一生さんを連れてマンションに行っちゃいました。この内容で三十分なんだからコストパフォーマンス高いわよね。明日に続く。

吾輩は主婦である』第三十話「サイン」 2006年6月30日(金) 13:00〜13:30 TBS


奥さん、今日で6月も終わり、ということは今年の上半期が終わるってことですよ。奥さん、上半期の下半身(しもはんしん)は充実してましたかウヒヒ。……というわけで、第三十話だぜ、全四十話だから、願いましてーは、チャッチャカチャッチャカ、で、あと十話であります。さていきなり竹下景子さんが、いまわのきわ。病に臥せり、医者も手の施しようがなくなったので、自室にて家族、知人に囲まれてご臨終。じつはこれ単行本に加筆したエピソードなんですよ、つまり嘘のこと。本当かと思ってウルウルしちゃいましたね、だまされ上手は、生き方上手。これで40ページの加筆分が書き下ろされて書き上がりました。でも週刊連載の締め切りはすぐやってくるし、純喫茶ジャンバルジャンのパートも週五で再開してしまったし、家では書き下ろしの内容が気に入らない竹下景子さんの風当たりが強くなるわで、ちょっとお疲れモードの夏目漱石斉藤由貴さん。純喫茶ジャンバルジャンには元パートの能世あんなさんが客としてやってきておりまして、プリン・ア・ラ・モードをオーダー。さすが売れっ子キャバクラ嬢、面倒くさいものをオーダーするよな。ここで注目、物語的には週五でパートを再開した夏目漱石斉藤由貴さんが、マスターの川平慈英さんに19時までの残業を頼まれる、そしてオーダーしたプリン・ア・ラ・モードがこないと文句をいう能世あんなさんに「自分でやれ!」(あー忙しい忙しい)となります、ここまでがひとまとまり。このとき時計の針は17時ちょい過ぎを指しています。ね、キャバクラ嬢の出勤前としてはちょっと早いでしょ、なにしているかっていうとおそらくメールしてるのよ、今夜お店に来てくださいのメールをしてるのよ、ちょっと早い時間にメールしまくっているのよ、売れっ子っていっても努力の人なんだ能世あんなさんは。実るほど頭をたれる稲穂かな。ちょっと使い方違うけど、おつかれーす。さて原稿もそろったので単行本の写真撮影、本にまく帯は池津祥子さんになぜか書いてもらいますして出来上がりました。あとは宣伝、以前ぶっとばした温水洋一さんがフリーペーパーの取材をしてくれまして、およそ好意的な書評をしてくれたので、このあたりちょっといい話。いよいよ発売となりまして、担当編集者の岡田義徳さんの地元、埼玉県上尾市にてサイン会が開かれます。会場の公園(!)に着くと長蛇の列ですよ、やりましたね。ところがスタッフのジジ・ぷぅさんによると、この行列は今日ブッキングされたもう一人のサイン会に並んでる人なんですって。その人は猫ひろしさんでした(スタッフ役のジジ・ぷぅさんは猫ひろしさんの付き人でありますので、この抜擢にはバーター疑惑だ)。ですので合同サイン会「吾輩は猫である」となりました。夏目漱石さんの斉藤由貴さんのところには結局家族しか来ず、家族パワーで四回も並んじゃった。さんざんな結果となったサイン会、ひとり撤収作業の岡田義徳さん。そこへ初老の紳士、鈴木ヒロミツさんがやってきて、五冊もお買い上げですありがとうございます。え?なんで紳士かって?赤い蝶ネクタイしてるからに決まってんだろうが!来週に続くぜ。今週もありがとうございました。あと十話だというのに来週はさらに話をふくらませるのかしら。

吾輩は主婦である』第三十一話「おざわ」 2006年7月3日(月) 13:00〜13:30 TBS


奥さん蒸し暑い日が続きますね。そこはさすがの宮藤官九郎さん(脚本を担当)、涼しさを演出するために矢名家のペットを登場させます。それがミドリガメなんですからヒンヤリ、”そうせき”と名づけます。タッパーウェアに水張って、ビー玉を転がすなんて涼しげね。でも亀ですから、水面から頭を覗かせるわけですから、亀の頭をね、昼の昼間から亀の頭ですから今夜はきっと……。というわけで、月曜は金曜の伏線をさっさと回収するんですけど、サイン会が終わったあとに現れた初老の紳士、鈴木ヒロミツさんが、やな書房にやってきましたのこころ。あれ?なんか語尾がおかしかったな、まあ続けます。先日購入した単行本に、夏目漱石斉藤由貴さんからサインをもらいます。純喫茶ジャンバルジャンでこの出来事を話すと、それはストーカーではないか?と、つまりいまや極上キャバクラ嬢能世あんなさんに、ちょっかいを出す川平慈英さんのようなものだと。するとそこへ鈴木ヒロミツさんがやって来ます、緊張が走りますよ。でも結局アイスコーヒー(500円)を一気飲みしただけで帰りましたが、お会計が二万円でお釣りがいらないと来たもんだ、こんど是非うちの店にもよっていただきたいものです。矢名家、及川光博さんが慌てて帰ってきます、手には一通のエアメール from ロンドン。歌舞伎鑑賞帰りの竹下景子さんと池津祥子さんが迎えます。お二人の和服姿が涼しげですね。エアメールの差出人は小沢昭一郎、なんと斉藤由貴さんのお父さんでして、明日矢名家にやってくるというではありませんか。イギリス大使館で働くエリートであったりするので、二人の交際に反対し、結婚してからはずっと会ってないんですよ。!結婚式にも来なかったのか、論外だで。夏目漱石斉藤由貴さんのことはもちろん知らないわけで、なんとかしたいのですけどどうしたものか。すると夏目漱石斉藤由貴さんが、明日は矢名みどりの斉藤由貴さんのふりをすると提案。父、小沢昭一郎のデータを徹底的に叩き込んでの翌日がやってきまして、やってきたのは鈴木ヒロミツさん。つまり矢名みどりの斉藤由貴さんのふりをするまでもなく、昨日会ってしまっているのだった。役名が小沢昭一郎ですよのこころだ。もうごまかせませんので、事の顛末を及川光博さんが説明します。これで途中からこのドラマを見始めた方もなんとか行けるんじゃないでしょうかね。それを聞いて鈴木ヒロミツさんが「説明になってない!」と一喝。たしかにあらためて聞いてみても、お金に困った斉藤由貴さんの体に、夏目漱石が乗り移っちゃったなんてありえませんわね。精神を病んでいるからと、一緒にロンドンへ連れて帰ろうとするんです、及川光博さんは引き止めるのかどうなのか、この続きは明日のこころだーっ。

吾輩は主婦である』第三十二話「わかれ」 2006年7月4日(火) 13:00〜13:30 TBS


奥さん今年のバカンスはどちらへ?というわけで昨日の続きの修羅場からスタート。鈴木ヒロミツさんにロンドンへ連れて行かれそうになってますけど、及川光博さんは止めませんでした。限界だったんだってさ、思いのすれちがいってやつ、いつかこんな日が来ると思ってたみたい。女々しいと竹下景子さんにひっぱたかれと、ぶん殴りの中間あたりの一発を喰らいまして、泣きながら二階に上がっていってしまったよ。ロンドンにはどうしても行きたくない、夏目漱石夏目漱石時代にロンドン行って神経衰弱になったから、イヤなの。そしたら南フランスに別荘があるからそっちにしようという話になったら、ノリノリが隠せない夏目漱石斉藤由貴さん。とりあえず鈴木ヒロミツさんに連れて行かれちゃった。ホテルにて美味いものを食い、美味いものをさらに食って考えるも結論出ずに翌朝矢名家に戻ると、竹下景子さんも及川光博さんもなんだかあきらめムードの引き止めないムード。最後の夕餉もシンプルメニューで、この模様をビデオ撮影をしていた池津祥子さん、レッド吉田さん夫妻もガッカリだ。いい話の送り出しムードなので子供たちがこどもパワーで渡航を阻止しようと、翌日矢名家を出てゆく夏目漱石斉藤由貴さんの前に「(亀の)そうせきがいなくなっちゃった」と息子の荒井健太郎さん。ほっぺ包帯姿で東亜優さんは「親知らずがはれちゃったから歯医者さん連れてって」。池津祥子さんはものもらいができ、そのほかご近所さんやら岡田義徳さんやら高橋一生さんがやってきて引き止めますよ。それでも行こうとする夏目漱石斉藤由貴さんに、いまだ切り札を出すんだ。

東亜優さん「お母さん、わたし生理が来ないの!」

決まったぜ、夏目漱石斉藤由貴さんの足が止まった!荷物を放り投げ、行かないとなりました。でもそうなった本当の理由は、もう一通のエアメール from ロンドンのお母さんより。なのです、このお母さんの話題は、ホテルで食事していたときも鈴木ヒロミツさんが敏感に反応してましたので、なにかありそう。宮坂のお父さん、どうですか、ついてきてますか?この続きは明日のこころだーっ。

吾輩は主婦である』第三十三話「じぶん」 2006年7月5日(水) 13:00〜13:30 TBS


奥さんは『ダ・ヴィンチ』のあの中綴じ別冊、じゃま派かしら?ミートゥ。昨日のラストからの続き、南フランス行きを取りやめたエアメール from ロンドンのお母さん、ではなく from 南フランス。仕事人間の鈴木ヒロミツさんに愛想がつきて10歳年下の男性と一緒に住んでんだって。つまり今回の連れて帰り計画は、夏目漱石斉藤由貴さんをだしにして復縁しようとしていたというわけでした。自分でがんばって解決しろということで、これにて一件落着。純喫茶ジャンバルジャンにて岡田義徳さんから単行本の増刷の報を受ける、やったぜ。本の総合誌『レオナルド』は高橋一生さんが表紙、その手には夏目漱石斉藤由貴さんの単行本が、この宣伝効果も抜群のはず、執筆に力を入れるためにパートもやめるぜ、いずれ。矢名家の晩御飯、単行本増刷祝いの赤飯その他おかずも豪華です。赤飯つながりで及川光博さんが、先日の「生理が来ない」発言を東亜優さんに問い詰めまして、その他もろもろを総合しますと東亜優さんの貞操はまだ守られているとなりました。ホッとしました。夜、及川光博さんが夏目漱石斉藤由貴さんに迫ります、ああ夫婦の証し。でもやっぱり拒んじゃうというか、イヤなの。これがこのところ毎晩つづいているんだから、欲望の処理方法をいろいろサジェスチョンしてあげてください誰か。岡田義徳さんが『女性タブン』から文芸誌の『文芸多分』に異動になり、担当も外れます。高橋一生さんはそこで小説の執筆依頼を受けます。夏目漱石斉藤由貴さんは『月刊カドワカ』で新連載の話を受けます、みんなそれぞれ新たな道へ進んでゆくのね。でも岡田義徳さんと高橋一生さんはこのことを夏目漱石斉藤由貴さんが軽くスルーしたことにショックを受けて、やや受けの深酒。酔いつぶれたところを夏目漱石斉藤由貴さんに見つかり、叱られ、自分を取り戻したのでした。連載も『女性タブン』から『文芸多分』に引越し。高橋一生さんの小説が自分の連載の前に掲載されていることに怒って岡田義徳さんと高橋一生さんをつねり上げて明日へ続く。今回はひっぱりは無しよ。

吾輩は主婦である』第三十四話「みのり」 2006年7月6日(木) 13:00〜13:30 TBS


奥さんは二本同時っていうのは抵抗あるの?というわけで、『文藝多分』と『月刊カドワカ』の二誌に連載を持つ売れっ子の夏目漱石斉藤由貴さん。二本ですから、ノートPCももう一台、もちろんパナソニックレッツノートさ。やはりこのキータッチと電池たっぷりが最強なのですが、ずっと家の中で使ってるのであんまし関係ない、そと持って行けよ。というか、もう一台買うことは無いと思いました。ある日郵便配達中の及川光博さん、都電のプラットフォームに佇む女性が誰かに似ている、誰だかというと斉藤由貴さんでしたのです。そして勤務先の郵便局にその斉藤由貴さん似の女性がやってきましたよ、速達出しに来ました。差出人は”みのり”さんというのか。それから及川光博さんがふぬけになってしまいました、心ここにあらずにして、ごはんに醤油ぶっかけて、お箸を反対にして食べちゃうの。すわ浮気じゃ、浮気に違いないと竹下景子さんと池津祥子さんが尾行。そして”みのり”さんとの密会現場をキャッチ。しかしそっくり、なぜにそっくりなのか?池津祥子さんをして「ドーベルマン、いやドッペルゲンガーだ」と言わしめましただけのことはあります。でもそれは浮気だからさ、お家にて事情を伺いますと、やっぱし”みのり”さんが好きなんだって。夏目漱石斉藤由貴さんには黙っていて欲しいと言うけれど、押入れの中で一部始終をしっかりと聞いて胃の痛いことよ。それから”みのり”さんと夏目漱石斉藤由貴さんが交差しはじめる、お互いの生活圏に入っちゃったりして、こんがらがってもう限界。会いに行きますよ。絵本作家の”みどり”さん、紅茶に手作りクッキーを出していただきますと当然「うまい!」。夏目漱石斉藤由貴さんはあっさりと”みのり”さんに及川光博さんと結婚してくれと言うんですよ。”みのり”さんもあっさり承諾。ただし、一度結婚に失敗している”みのり”さん、そこは慎重になりまして、及川光博さんの想いを確かめるために考えがあるという。純喫茶ジャンバルジャンにやってきた及川光博さん、そこで待っていたのは夏目漱石斉藤由貴さんと”みのり”さんなのでした。さりげなく高度な特殊撮影に奥さんは気付かれましたか?”みのり”さんと夏目漱石斉藤由貴さんは同一人物(斉藤由貴さん)が演じているのです、おそらく。さあさあ明日が最後の週またぎになるんだから、そうとうのひっぱりがあると思いねえ。明日に続く。

吾輩は主婦である』第三十五話「いつう」 2006年7月7日(金) 13:00〜13:30 TBS


奥さん、今日は七夕ですけど、笹の葉サラサラ〜から妄想して、至れるかしら?私はいつなんどきどんなシチュエーションからでも至れます!というわけで純喫茶ジャンバルジャンで、及川光博さんの前に二人のアレ。夏目漱石斉藤由貴さんと”みのり”さんが現れて、さあどうする。どうしたかというと、脅威の入れ替わりトリックを及川光博さんが見破って、やっぱり夏目漱石斉藤由貴さんがいいよ。となりました。それで、”みのり”さんのふりをした夏目漱石斉藤由貴さんが、黒髪のかつらを取った刹那のその顔が近藤サトさんに似すぎていたので、これも特殊撮影のなせる技なのか。この件、あっというまに片付いて、広げた風呂敷をたたみに入りますよ。倒れた、胃の痛いことで倒れて病院にかつぎこまれましたよ。歴史上の夏目漱石胃潰瘍をわずらって亡くなります。夏目漱石斉藤由貴さんも、そうなるんじゃないかと心配、その心配がいかんのよ胃には。その後の検査で胃潰瘍は治ったんすけど、やっぱし自分を死に至らしめた病(へんな言いかたですが)ですからね、そんな簡単に治るはずがない、自分の死期を悟った夏目漱石斉藤由貴さんは、矢名みどりの斉藤由貴さんに戻ることを決意する。するけど、方法がわからないんですよう。とにかくお金に困ったことにより、旧千円札の夏目漱石が矢名みどりの斉藤由貴さんの心を奪ったと考えますれば、”金(かね)”だ、稼がねばならないのだ。連載を増やして書きまくりの結果、またも倒れたぜ。今度は疲労と脱水症状、入院先でも書きまくりですが、限界。手っ取り早く稼ぐため、病院を抜け出し競馬、人妻ヘルスに手を出す(出される)が稼ぐには至らず。フラフラで帰宅する、心配してくれた家族のためにも、矢名みどりの斉藤由貴さんに戻らねば。純喫茶ジャンバルジャンでパートのお別れパーティが開かれます、ちなみにパートのあとがまは川平慈英さんの元妻、宮地雅子さんでした。時間になっても現れない夏目漱石斉藤由貴さんを心配した及川光博さんが様子を見に行くと、テーブルに”遺書”がアワワワワ。せっかく原史奈さんがピアノをやや弾いていらしたのに、パーティはおしまい、矢名家に戻ってみんなで二階にドタドタ上がる、冷蔵庫に貼られていた旧千円札が床に落ちて、中央の透かし肖像画夏目漱石になった(ピカーと光る)ところで今週はおしまい。さあ来週が最終週ですよ最終週って言いにくいですね。考えますれば、放送開始前に出演した『王様のブランチ』で斉藤由貴さんはすげえネタばれをおっしゃっていたので、ロックだと思ったぜ。ギャーン(ギターを鳴らしてみました)。では、よい週末をお過ごしください、また来週。

吾輩は主婦である』第三十六話「ちがう」 2006年7月10日(月) 13:00〜13:30 TBS


奥さん、いよいよ最終週、なんか夏の終わりの風が吹いてきましたね、梅雨も明けてねえのに。夏休み最後の週ってこんな感じ、全四十話って、あれですよ夏休みって四十日くらいだったじゃない、そんな気持ちさ。というわけで先週金曜日”遺書”を残して姿を消した夏目漱石斉藤由貴さん。矢名家の居間にて遺書を開封してみると、赤ぱじゃまこと及川光博さん宛の封書が。子供たちのも枕元に、竹下景子さんも自分の部屋に、岡田義徳さん、高橋一生さん宛と一緒に。池津祥子さんのがない、レッド吉田さんにはあったのに。結局各人にあてられた大量の封書がありまして、池津祥子さんのは無かったんだ。どれから読む?軽めのがいいということで、息子の荒井健太郎さん宛のものを読みはじめます。まあ要するに、これまで作家である夏目漱石斉藤由貴さんの話を中心にしてきましたが、登場人物それぞれとも交流がありました、日常生活がありましたよってことをやってると思うんですけど、そういうことやると優先順位からし能世あんなさんが演じる”つぼみ”の「つぼみ」がサブタイトルになる日が来ない気がします。もしそうなった場合、私も鬼じゃありませんよ、鬼じゃありませんけど、鬼になりますよ。出るとこ出ましょうか?回想シーンで、荒井健太郎さんが作文の宿題で、将来の夢について書けというけどなりたいものが無い。まわりに聞いて回る、その中に桐谷健太さんが出てきたので嬉しいな。ロケにて CM 撮影のために、車両の通行をごめんなさいしてまして、それを荒井健太郎さんが変わってやってるときの桐谷健太さんの抜きっぷりが最高。柵に座ってつまんなそうにタバコをふかしてましたよ。このあとさすが流しの CM 出の息子、しっかりとヨーグルトの CM に出演しておりました、頼んでないのに。いろいろな人の職業を見て、やっぱどれもピンと来なかったので素直にそれを書いたら、担任の原史奈さんに呼ばれて注意されちゃいました、よくやった。ほかのこどもはどんな作文を書いているか知りたいので授業を見学させてもらうと、なんだか大人の目を意識したいやらし作文ばかりだったので、怒ってしまい、小学生を前に一席ぶってしまいました。「夢をあきらめないで」って、その辺の声優はラジオとかで、そのまま言って励ましたつもりになることが多いですけど(←偏見が過ぎる)、夏目漱石斉藤由貴さんは、自らの体験を踏まえ、あなたが持つ夢は、あなたを育ててくれている親の夢でもあるのだと、きれいにしめました。それが荒井健太郎さんの心には届いたのか、将来は小説家を目指すと知った夏目漱石斉藤由貴さんは、万年筆を机のひきだしに忍ばせたのでした。って亀の”そうせき”は引き出しの中で飼っているのか、バッドスメルだで。さあ次は東亜優さんよ、とそこへ一本の電話がかかってきます。夏目漱石斉藤由貴さんの作品が文学賞の候補になると言うのです。明日へ続く。

吾輩は主婦である』第三十七話「てがみ」 2006年7月11日(火) 13:00〜13:30 TBS


奥さんあと四回、んー、そう考えると長い道のりのような。四回ってありえなくね?というわけで、前回かかってきた電話は三四郎文学賞の選考委員会からで、夏目漱石斉藤由貴さんが候補になりましたということでして、担当編集者として鼻息の荒い岡田義徳さん。ひと段落して、さあ次は誰宛のを読もうかとなったら東優亜さんがいない。二階の部屋の前に荒井健太郎さんを立たせ、さつま芋と定規を持たせて門番。だってみんなで読むのには、うれしはずかしのエピソードが書かれているに違いないから一人で読むよ。「じつはこんなことがありました」日常の風景シリーズ、その2。みたいな感じで、本日は東優亜さんに宛てられた手紙を読むよ。ラヴ。ラヴについての話だ今日は。東優亜さんは高橋一生さんにほのかな恋心。坂巻恵介さんは東優亜さんにアレしてまして、高橋一生さんは彼女ありの年末結婚予定あり。ここからはややこしいので、サッパリと説明すると、作家である夏目漱石斉藤由貴さんと高橋一生さんが、手紙を出して、うまいことやろう(東優亜さんと坂巻恵介さんをひっつけよう)としたけどできませんでした、アップアップしました。回想シーンという体ですので、いままで放送されたところもうまく回想されておりましたね。時系列にそって並べたらまた一味違うというか、いっそうアップアップの夏目漱石斉藤由貴さんが見られるはず。まあいろいろあって二人は軽くひっつきましたとさ。明日は竹下景子さんでしょ、そしたら次は及川光博さんですわな、能世あんなさんがどうなんの?私てきにはどうすりゃいいのか?明日に続く。

吾輩は主婦である』第三十八話「おうち」 2006年7月12日(水) 13:00〜13:30 TBS


奥さん、こうして水曜日をご一緒するのも最後になってしまいました。週の真ん中水曜日、真ん中のクドカンが屹立しております、いままさに。さて矢名家の居間、昨日の東優亜さん宛ての封書、ひとりで読んだはずなのに、なんかみんなに内容知られてしまった。高橋一生さんと一日だけデートしたことに淫行疑惑浮上。確かに相手は中学生ですからね、これは今後どう司法が動くか注目です。さあつぎは誰の読む?やっぱし池津祥子さんのが無いのが気にくわねえ。と、おや?炊飯ジャーから封書の端っこが覗いています。これは小顔になった池津祥子さんが、小顔デモンストレーションのためオカマに顔を突っ込んだことから、ここに置いたのでしょう。でもこれ亀の”そうせき”宛てでしたとさ。で主題歌、のあとCM。今週はここに CM が入る構成ですね。CM 明けて自分の部屋でひとり封書を開ける竹下景子さん、一人で読んでますけど音読しているので居間の面々にも聞こえてしまう。ここでいったん岡田義徳さんと高橋一生さんが退場、会社に戻るんだそうです。「なにぃー!?」竹下景子さんの声に集まる面々、部屋に貼ってある韓流スターペ・ヤングンさんのサインを書いたのは自分(夏目漱石斉藤由貴さん)だとカミングアウト。イーとなり、イーとなって手紙を破ってしまう竹下景子さん。みんなを部屋から追い出してふて寝、やはり更年期ということで情緒がやや不安定でありました。手紙をテープで修復、居間にて及川光博さんを中心に読み進めますと、「じつはこんなことがありました」日常の風景シリーズ、その3。ある日、まだ夏目漱石斉藤由貴さんが小説を書き始める前の頃、竹下景子さんと夏目漱石ゆかりの地を散策していました。「大変ですーぅ」岡田義徳さんと高橋一生さんが帰ってきました、夏目漱石斉藤由貴さんがノミネートされた文学賞三四郎文学賞、取れるかもしれないというのです。候補作のうち二番目の売り上げで、トップの『京都タワー』の作者が海外におり、授賞式に作者が出ることが受賞条件というわけで、この人が辞退しちゃったから、実質最有力候補なんだぜ。しかもドラマ化の話も持ち上がってきたので、アゲアゲの面々、ふて寝していた竹下景子さんも出てきて、アゲアゲ。一刻も早く夏目漱石斉藤由貴さんを探さねば、竹下景子さんを残してみんな探しに行ってしまい、ひとり続きを読むのです。今回のテーマは”家(おうち)”ですか、みんなが集う場所ってことね、そんな泣かせが入りまして。いつの間にかみんな戻ってきているよ、矢名家に。夏目漱石斉藤由貴さんは見つからず、というか、時間的にあんまし探してないっぽいですが。なぜか猫背椿さん一家もやって来ました、夏目漱石斉藤由貴さんから電話で「よろしく」されたそうです。今日はここまで。明日は当然のごとく及川光博さんとの話しになりそう。そしてついに夏目漱石斉藤由貴さんが帰って来るっぽい、その横に立っているのは本田博太郎さんっぽい、なんかこのまま終わりに向かうっぽいので、能世あんなさんはどうなるんですか?そうか、明日の朝一番で抗議の手紙を送れば、金曜の最終回までに間に合うかしら?……間に合わないっぽい。んー明日に続く。

吾輩は主婦である』第三十九話「からだ」 2006年7月13日(木) 13:00〜13:30 TBS


奥さんは奏でる(かなでる)派?それとも奏でられる(かなでられる)派?というわけでラス前、前夜祭というか最終回イブというか、なんかここまで来ると、もうなるようになれだ。前回のラストにやってきた猫背椿さん一家のためにパンケーキが焼かれた矢名家。パンケーキパーティが繰り広げられました。まあみんなで食べましたってことです。でも遅いですから、夜もふけておりますのでここまで。明日の朝、帰って来ていなければ、警察に捜索願を出しますということでお開き。ひとりの寝室、及川光博さんがひときわ厚いその封書を開けますところで歌とCM。及川光博さんはとにかく求めます、欲望の塊となり、肉欲の権化となり、夫婦の証を求めるのを拒み続けたその記録がまずありました。胃潰瘍の診断を受けたとき、夏目漱石斉藤由貴さんは、矢名みどりの斉藤由貴さんに戻るため、金を稼ごうとしたドラマ後半の記録がありました。ここからが本題、川平慈英さんと能世あんなさんの仲を引き裂かんがためのミュージカル『つぼみの花が咲く時』創作秘話。メイキング・オブ『つぼみの花が咲く時』、詞を夏目漱石斉藤由貴さんがまず作りまして、そのあと曲を及川光博さんがつけます(ショルダーキーボード、略してショルキーで)、いわゆる詞先(しせん)ですね、業界用語っぽいので、今後知ったかぶりするときにさりげなく使ってください、ボロの出ない程度に。そう、二人のあいだには常に音楽があったのです。ここから及川光博さん、一度は失いかけた音楽への情熱が再燃、街の楽器店の窓にへばりついてグランドピアノ(200万円)欲しいな。あ、こういうときはこうすればいい→”はてなグランドピアノほしい!”ね。ああ、読んでいるうちに夜が明けてしまいました。と、やな書房のガラス戸を叩く音が、すわ帰ってきたんだ、しかしこれは宅配業者でありまして、なにが来たかというと、朝一でグランドピアノが運ばれてきましたよ、異常だ。これ夏目漱石斉藤由貴さんが、及川光博さんにプレゼントしてくれたんです、着払いで。お金は三四郎文学賞に応募しておいたので、その賞金200万円を使って払うようにとのこと、ここでタイミングよく三四郎文学賞落選の電話。これも朝一。異常だ。起きてきた猫背椿さんがグランドピアノで八神純子さんの代表曲『パープルタウン』をひとふし。ここで封書は終わってしまいまして、勤務先の郵便局に赴くと、夏目漱石斉藤由貴さんに辞表を出されてしまって失職!フラフラと表に出ると、局長の不破万作さんから預かっていた封書を受け取る「純喫茶ジャンバルジャンへ行け」。夏目漱石斉藤由貴さんが『モンナシーヌ』のカセットテープを借りて行ったんだって、及川光博さんを売り込むために。お客で尾美としのりさん、やっぱなんだかんだ、重要なところを持っていくぜ。けしからん商売から足を洗い、もういちどミュージカル関係の職につきましたってさ。そこで自分を売り込む及川光博さんですが、「才能無いよ」と一蹴されるのでした「ガーン」。及川光博さんが夏目漱石斉藤由貴さんの、小説家としての才能を認めてあげたから、音楽の才能を認めて、それに向かって最大限の力が発揮できるように、仕事を奪い、グランドピアノを着払いで送りつけたのです。それが明治のやり方ですかっ!そして、職探しの準備をしていると、斉藤由貴さんが小汚い格好で帰ってきます。傍らには本田博太郎さんがわけあり顔(ニヤリの手前顔)で立っているのです。夏目漱石斉藤由貴さんか、矢名みどりの斉藤由貴さんか、「どっち?」と及川光博さんが問いかけたところで、本日はここまで。明日はいよいよ最終回。続く感じで終わるのか、終わりの感じで終わるのか。夏が……終わるね。

吾輩は主婦である』第四十話(最終話)「こころ」 2006年7月14日(金) 13:00〜13:30 TBS


奥さん、全四十話お付き合いありがとうございました。こんな時になんですが、私、奥さんに申し上げなければならないことがあるんです。私じつは……奥さんのことが……!?奥さん?あれそのちょびヒゲどうしたんですか?まさかアンタ漱石!?いつの間に。というわけで小汚い格好でやな書房の店先に立つ斉藤由貴さん。どうやら矢名みどりの斉藤由貴さんのようです。戻ってきたと大喜びの及川光博さん、子供たちは夏目漱石斉藤由貴さんじゃなかったのでテンションやや低め。ご近所の皆さんは夏目漱石斉藤由貴さんしか知らない人多いので、はじめましてな感じ。この温度差、及川光博さんひとり喜びってのは、あるね、三人目。ここからの及川光博さんの行動、言動は、三人目へ向けての前戯であると私は見ました、おそらく皆さんもそうでしょう。そして一緒に来た本田博太郎さんは、送り届けたってことで退場、喪服姿でグラサンかけて謎の男なのね、ダッシュで去ります。ひと風呂浴びたのか、矢名みどりの斉藤由貴さんはサッパリ。居間にてみんなに囲まれて、この空白の数日間について語り始めます。気がつくと、夏目漱石のお墓の前にいて、この墓地の管理人である本田博太郎さんに介抱されたのだそうです。ここで歌、ですが今回はタイトルだけですぐにCMの超短縮版だぜ、つまり本編たっぷりな意気込みがビンビン伝わってきたので、まあ普通に見ます。池津祥子さんが自分宛の封書がなぜないのだと問い詰めると、何かを思い出したのか矢名みどりの斉藤由貴さんはあわてて部屋を出ようとする、と「もしや、これでは?」と本田博太郎さんが封書を持って戻ってきていました、管理人室に忘れてきたんですって。そして朗読が始まります。みどり宛ての手紙にはこれまでの出来事が書いてありまして、夏目漱石は体を借りていた矢名みどりに、「あなたには会ったことがないけれど、あなたのまわりには素晴らしい人ばかりなので、あなたは幸せに違いない」みたいなことを書いてますけど、まあ今まで不幸だったってわけじゃないからね、どうなんだろうこのへんは。読み終わった本田博太郎さん、みんなが拍手をします。全四十話ナレーションを担当された本田博太郎さんへのありがとうの拍手。ここ素晴らしいですね、何度も巻き戻して見てしまいましたら、さすがに飽きましたけど、初見のときの感動は忘れないぜ。これからの生活について、家では話しづらいので純喫茶ジャンバルジャンにて。夢をあきらめず、音楽家を目指そうってことになりました。客で能世あんなさんがいましたよ、川平慈英さんに言い寄られて、胸元から出した1000円札を叩きつけて出て行きました、まあセリフもあったし、よしとするか。客席にて、ひとり酔いつぶれている尾美としのりさん。ミュージカルの企画がポシャったので、もうどうにでもなれ。そこで矢名みどりの斉藤由貴さんが、夏目漱石斉藤由貴さん時代に書いた『吾輩は主婦である』を差し出し、これをミュージカルにしてくださいと無茶なこといいますけど、本番まで半月だし、劇場もスタッフも拘束してあるので、やむなし、でも音楽を及川光博さんに担当させるのはダメ。だって才能ないから。しかし、音楽を担当させないと原作権を与えないと、バーター交渉。矢名家で日常生活が戻ってきたけど、マンションに帰りたいな、でもお金ないな、生活がカツカツになってきたので、また夏目漱石になってしまうかも。そしたら竹下景子さんが単行本の印税と純喫茶ジャンバルジャンでのパート代を貯金してくれてましたので、これでマンションに戻りまして、それぞれの日常は続くのでした。『吾輩は主婦である』ミュージカルが上演されて、竹下景子さんと猫背椿さん親子が観劇してきた感想を話していると、池津祥子さんが自分宛の封書があったとカエルジャンプでやってきまして開封一番「似顔絵かよ!」なまはげのイラストが書いてあったのでした。おわり。