『 M:i:III 』走る俺を見てくれ。

撮影するにあたり、スターがきっとこう言ったに違いない「……走る俺を、めいっぱい走る俺の姿をフィルムに焼き付けてくれ」と。つまりこの映画はそういうことでありましょう。とにかくトム・クルーズさんが走ります、全速力に加え、ものすごいいい姿勢で。なぜ走ったのか?に関しては、「とりあえず走ったんだよ。ニカッ(←あの笑顔)」という答えでありましょうけど、それでいいじゃないですか。前作に比べたら段違いに良いよ、第一作については内容忘れました(エヘヘ)。この第三作目に関しては、監督がなかなか決まらなかったり、キャストもいろんな名前が上がっては消え……大丈夫かしらと心配していましたが、良かったです。なんといっても敵役でフィリップ・シーモア・ホフマンさんですよ、この方、今年のアカデミー賞で主演男優賞とりましたからね、他の映画で(『カポーティ』)ですけども、この手の作品は敵役がどれだけ憎たらしいかで出来が大きく左右しますからね、あのだらしない体が憎たらしいわー。ですけども作中では大ボスではなく、中ボス扱いなのがちょっとね、いや、しかしそうなると今後再登場の可能性もあるかもね、ああいった幕切れだとね。アクションシーンに関しては、火薬の配分を間違えたようで、後半地味になっていくのが面白かったですよ。即死のギミック(頭イタイ!イタイ!)も、よく考えたらお金かかってないしね、安く上げました。マギー・ Q さんが得意のアクションもガンガンにこなして、ノートパソコンをどうしても持って帰りたい役を熱演。シリーズが続けば、再登場も充分考えられる活躍でしたものね、あとあのドレスね、どこで売ってるんだ。『スパイ大作戦』ていうのは、日本でテレビシリーズが放映されたときの邦題なので、今作が全然スパイっぽくないとブーブー言ってはいけません。そしてフィリップ・シーモア・ホフマンさん直属の子分が、いいキャラしてたのに、フェードアウトしていたのは残念。最後にマギー・ Q さんの出演作を紹介。

レディ・ウェポン [DVD]

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こちらの発注以上のアクションとエロ(チラ脱ぎあり!)でおなかいっぱい。