『マイ★ボス マイ★ヒーロー』第9話 「若頭★バレンタインデーは大決戦!!」 2006年9月9日(土) 21:00〜21:54 日本テレビ

ヤクザの跡目争いが激化、というか現在、関東鋭牙会(かんとうえいげかい)の組長である父親の市村正親さんがご存命であるのに、そういうものなのかしら?季節はクリ(クリスマス)をスルーしてお正月、神社に絵馬を奉納するヤクザスタイルの長瀬智也さん一行。そこへ一本の電話、市村正親さんが何者かに襲われたという。急いで帰らねばと走りますが、神社というものは高台にございましょ?長い階段を駆け下りていると、女性がひとり、こちらに向かって小走りにて駆け上がりの、すれちがいざまにコケます。このコケた女性が担任教師の香椎由宇さん、お正月モードなのか、ひっつめた髪を下ろしてメガネもなしというサービスショットがいきなり炸裂するのでクラクラ。コケた香椎由宇さんを抱きとめたのがヤクザスタイルの長瀬智也さん。ギョッとなりますが、香椎由宇さんのほうはノーコンタクトだったらしく、どうやら曖昧グレーゾーンだったので正体はバレてないセーフだ。自宅へ帰ると敵討ちだとメラメラ状態、跡目争いのライバルである弟の黄川田将也(きかわだまさや)さんと、その取り巻きも鼻息荒く内紛メラメラ状態。そこへ市村正親さんが帰宅、ケガは腕だけで大事には至らなかったようです。そう、これは対抗ヤクザ北極会による脅しなのです。内紛を起こさせて、組織の弱体化を図るとは、そしてすぐバレるとは……なかなか相手にとって不足あり。でもこうなったら跡目争いは早くしてしまいましょう、腕力では兄、知力では弟とハッキリと秀でた部分が違うので、構成員による選挙で決めちゃいます。高校はというと、成績が足りずに卒業試験を受けることになります。これがどちらも2月14日、ついでにクラス内のバレンタインチョコ数の争いにも参加、大忙しの長瀬智也さんであります。さて跡目争い選挙ですが、関東鋭牙会ケーブル TV なるものがあり(普段はなにを放送しているのか)、ここで各候補のアピールビデオが流されます。黄川田将也さんのは、大学院で学び、バイオリンを弾き、子猫を優しく抱き上げるなど、どこへ出しても恥ずかしくない爽やかアピールに成功しております。一方の長瀬智也さんは、弟分が隠し撮りしていた学生生活のビデオを中心に編集、秋の学園祭や、二学期の期末試験の模様もありますが、ここでもクリスマスはスルー。クリはスルー。なにか意図があってのことなのか?両者のアピールビデオが放送され、ご丁寧に支持率の途中経過も発表されまして、圧倒的に黄川田将也さん有利なのでした。これにカーッとなった長瀬智也さんのリアクションは、セリフ終わりの語尾でさらにテンションが上がって行くという離れ技だから何回も見てしまいました。学校では同級生が受験に奮闘中。自分もこのままカタギになったら、新垣結衣さんとキャンパスライフが送れるかもしれないと妄想した姿が、80年代風でちょっと興奮。でも、卒業試験にパスして卒業したら、ヤクザの跡目を取るのです。そのあたりで揺れ動き、やや分裂気味でドッペル的なゲンガーが登場したりして、ちょっと心配。卒業試験は全教科ギリギリ赤点を逃れて無事卒業決定、ここでなにか得意な科目が出来てグンと成績が伸びたりしないところがいいですね。卒業試験で問題を見て「ちょっとわかる」ことに驚いていたことで”学ぶこと”の楽しさ、尊さを一発で表現していたので、いいねいいね。跡目争いの選挙は、演説会と投票が行われるのでした。長瀬智也さんの演説は、原稿取り違えのアクシデントありで、自らの言葉にて演説。学校へ行ったことで人間的に成長したことを恫喝口調にてアピール。そのかいあって、僅差で勝利を収めます。でも7000人の構成員を抱えるってのは、規模としてどうなんでしょう、もの凄いでかいよね。そんなある日、高校に市村正親さんがやって来ます。訪ねたのは保健室のもたいまさこさん。どうやら二人は古くからの知り合いのようで、跡目を継ぐことや、長瀬智也さんの年齢のことなどを話します。これを通りかかった香椎由宇さんが聞いてしまったから大変だぞ。いよいよ卒業まで一週間となり、クラスメイトも受験が一段楽したのかたくさん出席しております。香椎由宇さんは明らかに態度が硬化、ひっつめも具合もややきつめのご様子。なにか言いたそうでしたが、チャイムが鳴って言えずじまい。ホームルームがはじまった途端、教室の窓が外から割られます、騒然とする中、長瀬智也さんはブラインド越しに外をうかがうと、なんと対抗ヤクザの北極会がやって来ているではないですか!で、次回最終回に続く!ねー、やはり学校卒業という”旗”がしっかり振ってあると見ているこちらも迷いがないからいいですね。さあ最終回はどんな着地を見せてくれるのか楽しみです。