大衆迎合五里霧中。『 KING 』 2007年3月号 「直タンのカレー漫遊記」 Vol.5

KING (キング) 2007年 03月号 [雑誌]

KING (キング) 2007年 03月号 [雑誌]

(↑新しくなった「はまぞう」がスゲー使い勝手悪いぜ)というわけで、若い働く男子のためのビジネス要素たっぷりにはじまった『 KING 』の新しいのが出ましたね。どうですか?”男を磨く”系の記事は後ろに追いやられ、いままで刺身のつま的役割だった”女の子ちゃん”が全面に出てきましたよ。表紙が田中美保さんてのが中途半端な冒険でつまんないな、でもチャームポイントである唇をあんなにガサガサなまま掲載するんだから、その筋のマニアのみなさんにはピンポントなのかもしれない。そんで真ん中くらいに挟み込まれた DVD。まさかこのあいだの『 TITLe 』みたいにグラビアの撮影風景を収録かしらとか思いましたが、パチスロ「プレイボーイ」のプロモーションだぜ、なんだよこんなもん捨てるぜ捨てるしかないぜと、むしりとる。ミシン目の一つもない不親切なパッケージに怒りは最高潮、ゴミ箱へ放り投げようとして「……待てよ、たまには舶来の硬そうなおっぱいでも拝んでおくかと」一回だけの再生を決意。泣きの一回だぜ、とプレイヤーに入れると、なんとクレイジーケンバンド『プレイボーイ・ツイスト』のプロモーションビデオが2バージョン入っているではないですか!ラッキー。でも『 KING 』本誌の内容とはまったく関係無さそうなので、パチンコ屋さんに行けばいくらでも手に入るんじゃないかしら?そんな寄り道しつつも読むべきはわかっているだろ?「直タンのカレー漫遊記」(P41)だ(←ホラ、ずいぶん前のページに来たね)。第五回は神保町のなんとかいう店でチキン+野菜カレー(じゃがいも付き)1230円とマンゴーラッシー270円でご機嫌を伺いますよ。前回同様徳澤直子さんとカレーのツーショットは無し、ちっちゃくスプーンを持って明後日の方を見ている写真はあるけど、これはちょっと何ぞあるのかと邪知してしまいますね。「徳澤直子さんとカレー不仲説」が流れるのも時間の問題だ。本当にもう、マンゴーラッシーをすすっている場合ではないで。ほんで徳澤直子さん、今号はカラーグラビア(P18)とインタビュー(P45)もあるからお得ですね。しかしこのまま女の子ちゃん中心の誌面になったら、募集した「キング文章王」が不憫じゃのう。瑛太さんとリリー・フランキーさんの対談も載ってないし。どうなることやら。