いま時代は二枚組女子なのか?

Scratch (初回限定盤)(DVD付)

Scratch (初回限定盤)(DVD付)

shabon songs(初回限定盤)(DVD付)

shabon songs(初回限定盤)(DVD付)

期せずして二月に女子の新作が、それぞれ二枚組にて発売されるというね。日本の二月もまだまだ捨てたもんじゃないわい。木村カエラさんの『 Scratch 』、安藤裕子さんの『 shabon songs 』どちらも初回限定で DVD が付いてきます。木村カエラさんの『 Scratch 』はライブ映像と PV 。とくに前作『 Circle 』のタイトルチューンのライブバージョンが収録されているので嬉しい。以前ライブを観たとき、この曲は再現が難しそうだから、演奏されないだろうと思っていたので、バンドサウンドにアレンジされて演奏されたときはかなりビビって感極まり状態。パッケージ音源もライブ音源もどっちも好きだわ。そんで新アルバムの中身は、一曲目からかなりマッチョでライブを意識してるのが多いですね、『 TREE CLIMBERS 』なんてかなりのもんだで。一方安藤裕子さんの『 shabon songs 』こちらの DVD は2006年春のライブから。かなり気になっていたメンバー紹介の唄が『チームアンディの唄』であることがわかっただけでも大収穫だ。ゲストで東京スカパラダイスオーケストラNARGOさん北原雅彦さんGAMOさんの姿もチラリあり。こちらの新アルバムの中身、はじめさらっと聴いたときは「声がひっくりかえり過ぎかもあんまし好きくないかも」と生意気な感想を持ちましたが、聴きこむうちになじんで、やっぱしいいわ、と。現在は7曲目の『絵になるお話』から『 “I”novel 』『安全地帯』の並びに震える毎日。なんかこうエンディングテーマっぽく聴こえるものに弱い。というかいいなーと思う曲は勝手に何かのエンディングテーマに変換して聴くという困った癖(へき)なの。しかし『 shabon songs 』初回限定二枚組、パッケージがでかいよ。このレコード会社の二枚組ってこうなんだよなあ、でもこのごつい感じが安藤裕子さんぽくていいよ。きゃしゃなイメージがあるけど、実際の安藤裕子さんはけっこうガッチリしているのさ。店頭で手に取った方はぜひ裏面もご覧下さい、とろけちゃうんだから。