『ヒミツの花園』第11話(最終話)「サヨナラ 私の花園」 2007年3月20日(火) 22:00 〜 22:54 フジテレビ

開かずの扉の中には、花園ゆり子の父親と本郷奏多さんの父親が描いた絵画があった。あったけど本郷奏多さんが持ってっちゃったみたい。ダンボール二箱にたっぷりとあったけどリヤカーもあったから平気、便利ですね。花園ゆり子の父親が盗作していたのは、十何年前の当時表沙汰になったの?なんか回想シーンで息も絶え絶えにそんな会話してたけど、そうなの?つまり”嘘”っつーかこのドラマだと”ヒミツ”に何段階かあったってことか。全てを知っていたのは堺雅人さんだけ、池田鉄洋さんと要潤さんは盗作していたのは知っていたけど、盗作した相手が本郷奏多さんの父親とは知らなかった。本郷奏多さんは何も知らなかった。そして正体を隠して花園ゆり子が誕生時した時の担当編集者だった寺島進さんは、どこまで知らされていたのか。まあこのドラマ、いまどき珍しく原作のないオリジナル作品ということで期待していたのですが厳しかったです。おそらく各回の山場がはじめに用意されて、そこから逆算して書かれたんじゃないですかね?たとえばこの最終話は”川岸で画を燃やそうとしている本郷奏多さんと、それを止めるその他大勢”がまずありきだったのでしょう。だってそうしないと今回の週刊誌のスクープを受けてマスコミが動く描写がまったく無いなんて、有り得ないもんね。あのときは花園ゆり子は男四人でしたとなって、事件現場でもないのに、当人達が住んでいるマンション前からワイドショーが生中継してましたからね。ありゃあ”花園ゆり子のマンション前にやじうま殺到”ってのがまずありきだったのでしょう。モスバーガーサイコパスかと思ったら、あれだけの取材ができるんだからライターを目指せばいいよね、あと本当にゴメンナサイすべき相手は堺雅人さんだろう。他の伏線はどうでもよい感じ。うーむ第6話のサイン会であっさり花園ゆり子を売った寺島進さんと、必死にやりくりして一年に半日の休みって話題で1話やったのに、これまたあっさり予定外のサイン会に出かけた一行を見て、気付くべきでした。「そんな真面目に見るドラマじゃねえな」と。この悔しさをバネにします。