下げたねぇー。『 KING 』 2007年6月号

だんだん対象年齢を下げることによりグッと身近になったけど、失った物も大きいかもわからんね。たとえば「 KING 文章王」とかどうするのか。徐々に内容が軟化して行って『サイゾー』と『サブラ』の間に無理矢理入って来た感じ、意外と詰めると入れるのね。カレーをさんざ喰わされた挙句、連載が終了したのにカレー関連の連載は徳澤直子さん抜きで始まったという屈辱を受け、カレー粉色のスパイシーなワンピースで登場したのはリベンジなのかなんなのか。「モデルとデート」に徳澤直子さん登場(P24)で、お台場から浅草まで水上バスに乗ったり、揚げまんじゅうをパクついたり。観光地をデートと称して紹介する、ようは「エビちゃんシアター」の劣化版。というのも、徳澤直子さんに対して明らかな NG カット(P27 外国人カップルのついでにピースとか)が掲載されているのはいかんなあ。撮影するのはいいけれど掲載するのは編集サイドの判断ですから、グラビアを明らかに強化している中でこれはいかん。そしてデートの相手の男性がバッタみてえな顔していたのは、読者に何を期待してのマッチメイクなのか。そして先月号の残りものか森達也さんと峯田和伸さんの対談(P48)が載っていたけど、そういう連載ってわけじゃないよね。あと「あなたのカバンの中身見せてください」みたいなページ(P113)で、ギャル曽根さんが普段持ち歩いているカバンの中身が公開されています。カバン2つに化粧品と食料いっぱいで10キロだぜ。っていうか表紙にもなっている北野武さんとリリー・フランキーさんの対談が、誌面から浮いていますね、これが創刊間もなくに実現していれば……とか思いました。