あたし助演男優賞を取るために生まれた。『ザ・シューター 極大射程』

極大射程〈上巻〉 (新潮文庫)

極大射程〈上巻〉 (新潮文庫)

極大射程〈下巻〉 (新潮文庫)

極大射程〈下巻〉 (新潮文庫)

この週末(2007年6月2日)は観たい作品がまとめて公開されるので嬉しい反面、ロードショーが終わるのも当然あるわけで、全然追いつかない。劇場で観た作品は正月のところにまとめて一覧にしてますけど、鑑賞後のメモ書きからこっちになかなか持って来れない。カザフスタンからやって来た、おヒゲの彼氏がアメリカ大陸横断するのなんかえらいよかった。これは必ず書こう。で、その数々公開される中でやはり真っ先に駆けつけるべきは『ザ・シューター 極大射程』(これは6月1日(金)映画の日から公開です)しかねえ。原作の『極大射程』は寝食忘れる系のド傑作でありまして、文庫が出たのがだいぶ前ですけど映画公開に合わせて書店に並んでるんじゃないかしら。ベトナム戦争で活躍したボブ・リー・スワガー、いまは隠居して山奥にこもっている。退役してもなお射撃の名手であるボブ・リー・スワガーのもとに、銃器メーカーの男がやってきた。新作のライフルを試射してほしいと言うのだ・・・・・・。とまあここから寝食忘るる素敵読書タイムが始まるわけですけど、この映画化で主演がマーク・ウォルバーグさんとなったときに、原作とキャラクターが変わるなあと思いました。だって原作は退役軍人で50歳越えてたはず。だからまあアクション寄りに、そしてペロペロも多めで行くんだろうと、予告もそんな感じだし。そこで注目は事件に巻き込まれてしまう刑事ニック・メンフィス役のマイケル・ペーニャさん。原作だとオイシイ役なのよね、いい人だし。マイケル・ペーニャさんは米国のテレビシリーズにいろいろゲスト出演してたりして映画では『クラッシュ』の透明マントの人で私におなじみ。『ワールド・トレード・センター』や『バベル』にも出てるみたい。なんか役選びを見ていると助演男優賞狙ってる感じがするんですよ。それでこの『ザ・シューター 極大射程』のニック・メンフィスってのがぴったりなの。とりあえずこれを楽しみに劇場へ足を運びたいと思います。あ、原作未読の方は明日書店で購入して、寝食忘れて読破した足で劇場に行かれるといいですよね。