日本でもの申すという事。

お察しください。時期を同じくして、直接それと言わずに、もの申している方がいらっしゃったので紹介。

特に長年テレビでやってきた作品が劇場版になったとき、
それまでの声優陣をガラッと変えてしまうようなことはあってはならないと思います。
それまでやってきた声優たちの心情もありますが、
ずっと応援してきた視聴者の立場としても承知がいかないのではないのでしょうか?

http://hollywood-express.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/post_50db_2.html  2007年8月26日のエントリより一部引用

おはスタ』のやまちゃんとしてお茶の間でおなじみの山寺宏一さんが、WOWOW で放送されている『 HOLLYWOOD EXPRESS 』のスタッフブログでこういった考えを述べられています。いま、この時期ということになりますと、おそらく『ザ・シンプソンズ MOVIE 』(2008年日本公開予定)の吹き替えについてだと思われます。ぜひリンクをたどって全文読んでいただきたいのですが、なんと真摯な。山寺宏一さん自身、声優として長年のキャリアを積み、近年は『おはスタ』の司会や俳優の活動もされているので、とても勇気ある発言だと思います。どうしても言わずにおれなかったということでしょうか。もちろん先ほども申しましたように、『ザ・シンプソンズ MOVIE 』の吹き替え問題のそれと明言はしていませんので念のため。つづいてもう一人。

原田組は「本物」の映画を作っている。
映画作りを「本職」としている人間たちが技を繰り出し「本気」で取り組むから「本物」ができる。
しかし、「本物」の受け手が育っているだろうか?


ネットのおかげで「映画ファン」のスタンダードがどんどん堕ちている。
どんなにつまらない感想でもだれかに届く時代になってしまった。
幼稚な否定的意見が数値となり記録され作品の「評価」として定着する事態も生まれている。

HARADA FREAKS 2007年8月28日の日記より一部引用

映画監督としてはもとより、最近は『ラストサムライ』などで俳優としても活躍されている原田眞人(はらだまさと)さんの日記です。いま、この時期ということになりますと、おそらく現在公開中のご自身で監督された『伝染歌』がネットでメタメタに書かれていることについてだと思われます。ぜひリンクをたどって全文読んでいただきたいのですが、原田眞人さんは映画評論家から映画監督になられたこともあり、書かれていることは至極正論だと思います。ネットは悪口が多いですものね。私もいくつか『伝染歌』について書かれたブログ等を読んだのですが、見事に全てサムズダウンな評価。うーむこりゃ観なくちゃいかん。もちろん先ほども申しましたように、『伝染歌』のそれと明言はしていませんので念のため。『ザ・シンプソンズ MOVIE 』の吹き替え問題は後日あらためてエントリします。