どうせムード満載でリニューアル。『 KING 』2007年10月号

KING (キング) 2007年 10月号 [雑誌]

KING (キング) 2007年 10月号 [雑誌]

なんだなんだリニューアル前の9月号では紗耶(さや)さんが表紙でパンツとブラジャー見せており、内容も女の子バンザイな方向へ行ったというのに、リニューアルで女の子とサブカル色を限りなく消し去っているのはどういった判断なのでしょうか?かすかに残るこれまでのコンテンツ「女性誌 Cover Girl 」(P74)では『 Oggi 』の小泉里子さんが登場。なんとも”遊び”と”隙”のない姿が、リニューアルして味も素っ気も無くなった『 KING 』とコンセプトがピッタリ。小泉里子さんを目にするということは、私の脳内では自動的に立花里子さんが呼び出されることをここにカミングアウトしたいと思います。澤山璃奈(さわやまりな)さんをフィーチャーした「今月のプレミアムガール」(P81)ではいきなり『ロスト・イン・トランスレーション』の冒頭シーン再現に挑戦するも、お尻の放り出し方が中途半端で残念。このお尻では”都会の孤独”を感じることは出来ないのだぜ。「発見!クールミント系美少女」(P100)では高杉さと美さんが、つい最近デビューしましたって顔して登場しています。インタビューでも生活の中で”リセットする”のがポリシーらしいので、みなさんは絶対” wi☆th ”で検索をかけないようにしてください、高杉さと美さん自身はリセットしているはずです。しかしこのあいだ CD レンタル店のワゴンセールを覗いたら、木村由姫さん、大橋りえさんとかがごっちゃりとありまして、なにか予感させるものが無いと言ったら嘘になります。今年末の新人賞レースには確実にねじ込んでくるはずですので、もしも取れなかった場合は、今後のワゴンセールに要注目だぜ。リニューアルした『 KING 』のキャンペーンキャラクター的なものに、表紙を飾る岡田義徳さん。じゃあこれまでの瑛太さんはどうしたんだと思ったら、「 KING LEGEND 」(P62)に出てるし、対談ページは今号休みだけどまだ続く(P9)ようで、このあたりの思い切りも悪いですね。そして巻末の連載がリニューアル前と変わらず、我が道を行っているのは仕方ないのかしら。せっかく女の子バンザイ路線で書店の平積みスペースに戻ってきたのに、これではちと辛いでしょう。まあどうせそのうち大々的に女の子系特集やるんだろうなと思いつつ、創刊号から買い続けている私。自分で自分を抱きしめてあげたい。