すき間女優、蒼井優。『クワイエットルームにようこそ』
邦題:『クワイエットルームにようこそ』
原題:
原作:『クワイエットルームにようこそ』松尾スズキ
- 作者: 松尾スズキ
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2005/12/15
- メディア: 単行本
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製作会社:『クワイエットルームにようこそ』フィルムパートナーズ
出演:内田有紀 宮藤官九郎 蒼井優 りょう 大竹しのぶ 高橋真唯 中村優子 平岩紙 庵野秀明 妻夫木聡
日本公開:2007年10月27日(土)(主要都市 2007年10月20日より)
参考:
松尾スズキさんが自らの原作小説を監督・脚本の『クワイエットルームにようこそ』。クワイエットルームというのは、精神病院の隔離病室のこと。精神科というのはこういう風に描かれるのがまだピンと来ます。米国映画でよくある長椅子に座ってお話しするセラピーとか、ああいうカジュアルな感じにゃまだまだ。精神科というのはゴッチリと重いのだぜ。これが男性病棟での話だったらはなから観る気無いですけど、女子だし、蒼井優さんがガリガリになっていたのはこの映画の役づくりと何かで読んだので観たよ。主役の内田有紀さんは鼻の穴が固そうですね。上で参考にした『 hon-nin Vol.4 』で吉田豪さんの「hon−nin列伝」に出ているのですが、これ読んでちょっとこの人可愛く生まれて育ってその不満なに?となりました。ですからそのあたりちょっと偏ってしまいます、特にあすこは正面切らないでどうするのか。ですから蒼井優さん中心で観ましたけど、すき間との相性抜群でしたね。ただ大事なカミングアウトの意味がわかりませんでした。中村優子さんは映画中心に出てらっしゃるのでしょうか、『ストロベリー〜』以来の拝見でしたが、落ち着いて良いですね。高橋真唯さんは台詞は少なめでしたが、演奏シーンが素晴らしい。平岩紙さんは物語の旗振り役としてバッチリでした。そして宮藤官九郎さんが泣かすなあ。そんで大竹しのぶさんがモンスター。観るタイミングが難しい作品かもしれません。