鳴り止まぬこと滝の如し。『ヘアスプレー』
邦題:『ヘアスプレー』
原題:『 HAIRSPRAY 』
原作:『 HAIRSPRAY 』(1988年 監督:ジョン・ウォーターズ)
- 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
- 発売日: 2004/10/23
- メディア: DVD
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原作:『 HAIRSPRAY 』(2002年 ブロードウェイミュージカル)
製作会社:ニューラインシネマ
監督:アダム・シャンクマン(『ウェディング・プランナー』)
脚本:レスリー・ディクソン ジョン・ウォーターズ(1988年版)
音楽:マーク・シャイマン(『シティ・スリッカーズ』『アダムス・ファミリー』)
- アーティスト: サントラ,クイーン・ラティファ,ジョン・トラヴォルタ&ミシェル・ファイファー,ジョン・トラヴォルタ&クリストファー・ウォーケン,ザック・エフロン,ジェームズ・マースデン,ニッキー・ブロンスキー,エイミー・アレン,リッキー・レイク,ミシェル・ファイファー,ブリタニー・スノウ
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2007/10/03
- メディア: CD
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出演:ニッキー・ブロンスキー ザック・エフロン アマンダ・バインズ イライジャ・ケリー ジェームズ・マースデン ブリタニー・スノウ タイラー・パークス ミシェル・ファイファー クイーン・ラティファ ジョン・トラボルタ クリストファー・ウォーケン ジョン・ウォーターズ
日本公開:2007年10月20日(土)
日本語字幕:戸田奈津子(「〜するかも」)
映画からミュージカルになって、そのミュージカルを元に映画が作られる流れは『プロデューサーズ』を思い出します。オリジナル版を監督したジョン・ウォーターズさんがどこまで製作に絡んでいるのかしら?冒頭目覚めたニッキー・ブロンスキーさんが「♪おはよーボルチモ〜ア」と歌いながら街を行くとこで、御開帳されていたのがジョン・ウォーターズさんです。すばらしいリスペクト。しかしこの『ヘアスプレー』音楽が鳴り止まない。クライマックス前のちょっとひと休みポイントも、クリストファー・ウォーケンさんのファンなら逆に休めない。ゆったりとしたダンスだのに、観ているこちらのドキドキは高まるばかり。その内容が奥さん役のジョン・トラボルタさんとの回春ソングであってもだぜ。あの燕尾服のシルエットの美しさときたら!クリストファー・ウォーケンさんはダンスの素養がありまして、近年ではこういうお仕事もされています。
NHK の夜中にやってたのと、どっちがオリジナルかなんて聞くなよ野暮だで。まあとにかく全編にわたって鳴り止まぬ音楽、いま書いたとおりひと休みポイントで逆に盛り上がってしまったので、クライマックスはアップアップしてしまいましたが、劇場で体験すればもう一度観たくなること必至。売店でサントラが売り切れていたのも当然だわね、曲を覚えてまた来たいもの。若者の出演者に目を向けると、主役のニッキー・ブロンスキーさんは、あの体型ながら重みを感じさせないソフビ人形。ザック・エフロンさんはとてもいい。『ハイスクール・ミュージカル』でときめいて、『ハイスクール・ミュージカル2』で無理矢理苦悩する姿にガッカリしたあたしは満足。いいときの山田孝之さんを彷彿とさせるニヒルな表情。あの指ピストル&ウインク喰らいたいわ。アマンダ・ベインズさんは、ずっとチュッパチャプス的なキャンディーをナメナメしている。ジェシカ・アルバさんを思わせる肌の色から唇のグロス、白目の白さに至る過程でエロスが生じるタイプ。「コーニー・コリンズショー」のジェームズ・マースデンさんは”実写版ジム・キャリー”といったところ。そしてイライジャ・ケリーさんのバネ!黒人居住区へ向かうバスに乗るときの跳躍力に目が覚める。そして「コーニー・コリンズショー」の「黒人の日」が跳ねまくる。デモ行進ってこういう風に広がるのですね、伝えたいことまずありき。さーてサントラ聴いてまた観に行こうっと。