エロくない成人指定作品『 P2 』

邦題:『 P2 』

原題:『 P2 』

製作会社: P2 プロダクションズ サミットエンターテインメント

監督:フランク・カルフーン

脚本:フランク・カルフーン アレクサンドル・アジャ グレゴリー・ルヴァスール

出演:レイチェル・ニコルズ ウェス・ベントリー

日本公開:2008年5月10日(土)

公式サイト:【http://www.p2-movie.jp/

IMDb:【P2 (2007) - IMDb

R -18(成人指定)ということで鼻息荒く劇場へ出向いたわけですが、エロスではなくて暴力描写での R -18だったのでガッカリ。このムラムラをおさめるため、帰りにセル DVD ショップへ寄ったのですが、それはまた別のお話。クリスマスのニューヨーク、高層ビルのオフィスで残業を終えたレイチェル・ニコルズさんは車で帰ろうと地下駐車場に向かいますが……。と、こんな調子ではじまりまして、ブロンドの髪をひっつめたレイチェル・ニコルズさんがカチャラカチャラとキーボードをはじく姿は美しくてぽわーん。なんとか仕事も片付いて素敵な赤いコートに身を包み駐車場へ降ります。ここからおっかない目にあうんですけども、衣装が変わるんですね。予告とかで見られる白いドレス、バレーボールみたいなおっぱいがこぼれそうなのはいいんですけど、髪をおろすとちょっとアララとなりました。二の腕から肩にかけて健康的な肉付きで、なんといいますかアスリート系の肉体美。イメージとしてはテニスのマリア・シャラポワさんとかあんな感じ。けして悪くはないですよ、それに後半あるものを振り回す時の説得力もありますし、いろいろな目にあっても頑丈ですし。ただ冒頭にも書きましたが、エロを期待するとちょっと肩すかしだよと。このレイチェル・ニコルズさんを大好きすぎて追っかけるのがウェス・ベントリーさん。おお『アメリカン・ビューティー』の彼じゃないですか、あいかわらず眼力がするどいというかシベリアンハスキーみたいというか、目のあたりだけ劇画タッチ。出てくるのはほぼこの二人、逃げ回るのを追いかけまくる、たまに遠くから見つめる。地下駐車場という限定された空間、追いかけるのはそこの警備員という絶対的不利の中でのサスペンス。なかなかオモロかったです。このレイチェル・ニコルズさんは『 G.I. ジョー』(2009年夏米国公開)でドカンと来そうなので、白ドレスおっぱいぶるんぶるんで逃げ回る姿を焼き付けておこうぜ。