FUJI ROCK FESTIVAL'08 3日目
FUJI ROCK FESTIVAL'08のラインアップ【 http://www.fujirockfestival.com/history/history08.html】。
■ 12:35 DOUBLE FAMOUS @ FIELD OF HEAVEN [晴れ]
いよいよ最終日、いきなし晴れてのスタート。当然のごとく畠山美由紀さんを観にヘヴンへ。モノトーンの背中まる開きワンピースで、わきを見せつけながらのシングアンドダンス。このほどよく日焼けした肌と、和を感じさせるエロス、最後はみんなでリズムとりながら踊りまくりのわき見せまくり。まあ最終日ですからね、男子はいろいろあふれんばかりのゴニョゴニョ状態ですので、刺激の強いことです。畠山美由紀さんはいろんなバンドに参加されており、フジロックによくいらっしゃるのでありがたいことです。「サランヘヨー、愛してます」で終了。
■ 13:05 キセル @ ORANGE COAT [雨ポツポツ]
ややや、雨がポツポツ来とるで。キセルは高音ボーカルでしたね。ビッグママの売り切れメニューの補充はなしかなと、聞いてみたら豚キムチ丼(700円)があったのでいただきます。
■ 13:25 奥地でまったり @ STONED CIRCLE [雨ポツポツ]
雨粒は大きくなりますが、まだポツポツ。ジントニック(750円)は高いけどグラスに入ってンマーイ。ドラムセッションの参加者が一瞬で埋まるのよね。
■ 14:20 JAKOB DYLAN OF THE WALLFLOWERS @ GREEN STAGE [くもりからの土砂降り]
いつ降り出してもおかしくない空模様。ガラガラのグリーンステージ、スミノフ(500円)を飲んで待ちます。ジェイコブ・ディランさんが黒いスーツで登場、かっこう良いですねー。と、雷が鳴りまして土砂降りに。「ついに降ってきやがった」とか言ってた気がします。フジロックはどうしたって雨降るのよ、3日間このまま持ちそうかなーと思っても降る。近年この傾向が強くなっているのは、おしゃれ長靴が増えてきたからで、わたしは「エーグルの呪い」と呼んでおります。そのとき雨が降っていなくても、おもに女性のみなさんはおしゃれな長靴でフジロックの悪路を過ごすわけです。やはり長靴は足首の自由がきかないので、だんだん辛くなり「あたしがおしゃれな長靴をはいているのに、なぜ雨降らない……」という思いがモヤモヤと苗場の上空に溜まって雨を降らせるのです。おしゃれ長靴も考えものだぜ。
■ 15:40 BEN FOLDS @ GREEN STAGE [くもりからの土砂降り]
雨あがったけど、風にのってポツポツあり。ベン・フォールズさんのメガネプレイを見ていたらまた土砂降り。カッパを脱いだり着たり忙しいですが、おしゃれ長靴のみなさんはさぞ満足されていることでしょう。おしゃれ長靴も……
■ 17:10 湯川潮音 @ その他(木道亭) [雨]
雨が降るとボードウォークが楽しいですね、木々も活き活きして、雨水を吸った木板の色合いも好き。歩いていったら、数年ぶりにあのかたを見かけましたよ。一方的にお世話になっておりますと深々と礼をするのでした。そして大勢の人が見えてきましたよ、湯川潮音さんが演奏中。しまったショートカットをするつもりが、演奏中だったかー。すいませんすいませんと人を押しのけヘヴンへ。またルヴァンではつみつのカンパーニュ(350円から400円に値上がりした?)やメランジェ(400円)を喰いましてオレンジコートへ。
■ 17:15 Big Willie's Burlesque @ ORANGE COAT [雨あがる]
ビッグ・ウィリーさんがドラム叩いていると、ケツぷりの女性がケツをぷりぷり踊ります。これが非常にビジネスライクなエロスで、シェイプされたプロフェッショナルダンサーです。だからいやらしいことひとつも無くって、みんなで楽しく踊って騒げますよ。……しかしわたしの脳内変換フィルターをとおると、楽勝でビジネスライクなエロスがえらいことになるのだぜ。ダンサーが「 Hey ! ウーリィ」と書いたボードを持ってキラー・カーンさん似のウィリーさんを盛り上げますけど、ウーリィじゃなくてウィリーじゃないのかしらん。
■ 18:50 THE BREEDERS @ WHITE STAGE [くもりからの夕焼け]
アバロンで富士宮焼きそば(500円)を食べてホワイトステージへ。ブリーダーズだぜ。雨も上がり、珍しくキレイな夕焼けが。どうやら虹も出たみたいですね。ボーカルギターのおばはんは客をからかって笑っていましたよ。しかし『キャノンボール』が良かったので。許すかたちで。
■ 20:20 NARUYOSHI KIKUCHI DUB SEXTET @ ORANGE COAT [くもり]
奥地のストーンド・サークルとキャバレー・フィエスタも店じまいな感じで、雨が上がってヘヴンのキャンドルもたくさんキレイね。オレンジコートではタキシード姿であえて外しましたよ的な、菊地成孔さんがすかしてました。ひんやり。
■ 21:50 RODRIGO Y GABRIELA @ FIELD OF HEAVEN [くもり]
リー・スクラッチ・ペリーさんやらビル・ロズウェルさんもチラ見して、2008年のしめくくりはやはりロドリゴ・イ・ガブリエラでしょう。ヘヴンにもステージにスクリーンを張って、グリーンステージの再現とまでは言いませんけども、手元のカメラもあったりしてがんばってましたね。定刻を少し過ぎて登場。スタン・ハンセンさんの「ウィー」みたいな手のサイン、メロイックサインでしたか、あれをやりまくり。ソロコーナーの前に掛け合いというか、テクニック勝負みたいなコーナーがあって、みんなの拍手でガブリエラさんの勝ち。やっぱしどっちもすげえよ。今年最後にロドリゴ・イ・ガブリエラを選んだお客さんの盛り上げもすさまじくて、満足満足。グリーンステージではアジアン・ダヴ・ファウンデーションがクロージングで躍らせてました。ということで、はじめとおわりがロドリゴ・イ・ガブリエラというのが、やっぱしフジロック好きだわと。あとはゴーゴル・ボルデロのやけっぱちのパワーというか、アウェイ上等な場のもって行き方の見事さとか、はじめて見た苗場の夕焼けとか、やっぱしなにかあるよ。だから来年も行くぜ。というのを2009年フジロックの初日の明け方に書き終わりました。