もう言うけど、3 - D 映画で全部眠ってますからわたし。

技術の進歩と、海賊版の防止というか映画館ならではの体験ということで 3 - D で上映される作品が増えています。いままでもイベント的に 3 - D の作品はあったのですけど、これからは通常の上映と平行してプラスいくらか(いまんとこ通常1800円に対し 3 - D は2000円)で 3 - D の上映が行なわれていくようです。あたらしいもの大好きっ子であり、どうせ観るなら 3 - D じゃないともったいなくね? という貧乏性な私はこれまでいくつかの作品を観てきたのですが、どうにも途中で眠ってしまうんです。はじめ『ベオウルフ』を CGI アニメーションと知らずに観ていて、なんかキャラクターの目がおかしな、これもしかして CGI か! と気づいてちょっとテンションが下がり、ストーリーもいまひとつで、裸の主人公のちんこ隠すように手前になにか置く 3 - D ならではの演出もアレでしたのでいつのまにか ZZZ ……。つぎは『ルイスと未来泥棒』で、これもいまひとつだったのでスヤスヤ。『モンスター VS エイリアン』は楽しかったのですが、主人公が重要な選択をする場面あたりでガクッと落ちてしまいましたよ。このあたりで「妙だな〜、妙に変だな〜」と思ったんです。普段映画を観ていてストーリーが退屈でも眠ることはほとんどないんですよ、最近では『セントアンナの奇跡』とか『山形スクリーム』とか観ていて退屈でしたけど、眠気はないんですよね。これは 3 - D の上映自体が自分と合わないのかしら? と心配になりながら観た『ボルト』でも、目的地にいよいよ着こうかというときに……眠っちゃった。これはどうなんすかね、脳がまだ慣れていないからなのかしら。上映前のワクワク感は通常の上映以上で、はじめは立体映像に興奮しまくっているのですが、途中でストーリーを進めるだけで特に 3 - D じゃなくてもいいところに来ると、急激に興奮が冷めて眠気に襲われるみたいです。これはどうしていったらいいものか。『ボルト』を観たときに予告をやっていたジェームズ・キャメロンさんの今冬公開『アバター』は、『タイタニック』のあとにようやく乗ったみこしがこれかと思うほどの、どっかのゲームで見たような映像で、このままだと 3 - D ではグースカ行きそう。今年の『24時間テレビ』のティシャツデザインを利用して、まんまとプロモーション中のピクサー作品『カールじいさんの空飛ぶ家』も、できれば 3 - D で観たいのですが、やばし。