寺門ジモン厳選 ウマすぎグルメ大集合

2011年3月24日(木)から3月30日(水)まで東京は渋谷、東急東横店西館8階催事場で行なわれている「寺門ジモン厳選 ウマすぎグルメ大集合」【http://www.tv-asahi.co.jp/recommend/gourmet/index.html】に行ってきました。寺門ジモンさんのマンガ『ネイチャージモン』や、グルメ本で紹介されているお店が大集合なのです。渋谷駅のまん前というか、駅から出んでも行けてしまう東急東横店。建物の外観の広告には田中美保さんでしたので、田中美保さんを見たらもちろん即ツイート。店内に入って8階へ、モニターでは寺門ジモンさんがこのイベントについて説明、ティシャツや著書などが並ぶ物販ブースがあり、各店舗からのいい匂いがブレンドされて胃袋のウォーミングアップ完了。二十店舗以上の出店があり、まあ駅弁大会とかああいう感じの物産展ですね。イートインは「おけいすし」「麺劇場 玄瑛」「ミート矢澤」の三店舗。とりあえず向かったのは、『ネイチャージモン』第一巻「神の焼肉を食う男」で紹介されていた「焼肉 スタミナ苑」。ここで牛モツ煮込み みそ味(680円)をいただきます。見た目はよくあるモツ煮込みでありますが、そのモツたちの歯ごたえがいい意味でうるさい。ぷつぷつ・むぎっむぎっ・ぱちんぱちん。それぞれの部位が絶妙に違う歯ごたえで、マンガにもありましたが、肉厚の貝のようでした。ずるずるとスープを味わいつつ食べすすめると尻上がりに旨味が増し、最後のひと口が一番おいしいという信じがたい状態。食べ終わってから大鍋でグツグツ煮える様子をしばらく観察していたという、自分でもよく意味のわからない行動をしてしまいました。さらに『ネイチャージモン』第二巻「下町の巨大肉を追え!」で紹介されていた「もんじゃ 大木屋」のステーキサンド(800円)をいただきます。噂の肉のグランドキャニオンを、おやじさんが焼く姿を見つつ会計の列に並ぶ。この肉の焼ける匂い、にんにくの焼ける匂いに引き寄せられるお客さん多数。ズルイくらいそそる匂い。年期の入ったお店の暖簾を持って来ている心意気。巨大な肉の塊がナイフでいとも簡単にほろほろとカットされ、ピタパンに放りこまれます。んまいんまい。会場内にはテーブルと椅子がけっこうあったのですが、いかんせんワインやビールも売っていたのでみなさん昼間っから呑む呑む。そうなると長っ尻になるのはしかたないですけども、席がなくて立ち食いのかたも多かったですね。このイベントはもちろん前々から企画されていたのですが、2011年3月11日(金)の地震の影響で、当初の営業時間を短縮したようです。告知も充分できなかったと思われますが、会場はたくさんのひとでにぎわっていました。寺門ジモンさんもサイン会のある日以外も、時間を見つけては会場に足を運んでいるらしいです。物販ブースでは「ドラえもん基金」も行なわれておりましたので、わずかではありますが協力させていただきました。地震の影響かはわかりませんが、出店できなかったお店もあったようで、そもそも開催するかどうかというのも、あったんじゃないでしょうか? 東京のお店がほとんどだと思いますが、お店同士のつながりってあまりなかったのではと思います。毎日の開店前、当初よりすこし早い閉店のあと、どういった会話があったのか興味があります。このあたりは今後『ネイチャージモン』とかで取りあげてほしいですね。

ネイチャージモン(3) (ヤンマガKCスペシャル)

ネイチャージモン(3) (ヤンマガKCスペシャル)

最後に『ネイチャージモン』第三巻を紹介します。「都会のジャングルに棲む男」では寺門ジモンさんが普段どれだけ危機感を持って生活しているかが描かれています。ギャグマンガとしてまとめられているものの、ちょうどこのイベントが行なわれている渋谷で大地震が起きたらどうなるかをシュミレーションしています。2009年の時点で、持ち歩いているカバンの中身が紹介されています。ウィンドブレーカー・懐中電灯(ライト)・リチウム電池・タオル・びわゼリー・懐中電灯(サイン)・ミラー・コンパス・タミフルリレンザ・ホイッスル・万能薬・携帯ろ過器・目薬・帽子・飲料水・ネパール産岩塩・ハーブエキス・手袋。それぞれがなぜ必要なのかをうんちくたっぷりに語られています。