『プロデューサーズ』千秋楽

2006年4月9日(土)に公開された『プロデューサーズ』。近所の映画館では本日までだったので観てきました。
三度目の鑑賞、大きなスクリーンでしばらく観られなくなるので、字幕は極力見ずに全体を楽しみました。やはりテンポがよい、二時間を越える作品とは感じられません。そして舞台版を映画化しているので、物語を追うよりも登場人物に注目した方がより楽しめました、っていうか三度目だし、いい加減物語はわかるもん。”このシーンはこの人の見せ場”ってのがあるんですよね。だから普通に映画として『プロデューサーズ』を観に来た人は、後半ネイサン・レインさんがこれまでのいきさつをダイジェストで演じるシーンは退屈に感じたかもしれません。でも舞台と考えれば、このシーンは必要であり、ネイサン・レインさんの最大の見せ場となっているわけです。とはいえ、マシュー・ブロデリックさんのところがいいなあ、会計事務所がブロードウェイのステージに変わる『I Wanna Be A Producer』がやっぱしいいですよ。今日は真っ白な事務所でウマ・サーマンさんと歌い踊る『That Face』も良かった、青い衣装と照明が映えるんだわ。千秋楽ということで、出演者の皆さんがいっそうはりきっているように見えましたよ。あと意外と観客が多かったのは嬉しい驚きでしたね、笑い声もひんぱんに上がっていたし、もちろん最後の最後まで席を立たない人がほとんどでした。最高。