『嫌われ松子の一生』原作どうなの。

間に合った、松子が待ってくれた……。2006年5月27日(土)より全国公開中の映画『嫌われ松子の一生』ですけど、原作を読み終えたので映画観にいける(ホッ)。でどうでした?映画でなくて原作の方。わたしはちょっとウーンですね。あなたもウーンですか、じゃあなたはどう?ウーンですか。けっこうこういう意見の方が多いような気がしますね、この作品を知ったのはあの『下妻物語』の監督が映画化するってところからです。そして映画館では特報としてだいぶ前から映像が出てましたよね、このきらびやかなイメージの連続を観て原作を読まねばならんとなりました。で、読みながら「なんかずーっと面白くない」と思ってましたので、この映像を頼りに、というか「ああいうふうににぎやかな感じの画になるからがんばって読め」と言い聞かせて読みました。まあトルコ嬢あたりからは一気でしたけど。エロいからね。これを中谷美紀さんが演じるのかーってのもわたしが読み続ける原動力となりました。原作は結局そのまんまな感じで終わります。どんでん返しは求めちゃいませんけど、あまりにもそのまんまなので物足りなさは残りました。さて映画はどうなっているのかしら?

嫌われ松子の一生 (上) (幻冬舎文庫)

嫌われ松子の一生 (上) (幻冬舎文庫)

嫌われ松子の一生 (下) (幻冬舎文庫)

嫌われ松子の一生 (下) (幻冬舎文庫)

店頭ではカバーが中谷美紀さんの映画版もありますよね。こういう風に映画公開時に原作のカバーが変わるってのは、往年の角川映画を思い出しますね。……ん?これって幻冬舎にまんまと踊らされているのか?映画の内容がアレでもこういうメディアミックス的な展開で、観に行かずにはおれなくなるというね。とかなんとか、こういうふうにネガティブなイメージを持って映画館へ行って、いやあ思ってたより面白かったぜ。といいたいわけです。でも本当に映画がつまんなかったら見城徹幻冬舎社長にして元角川書店編集者)さんにしてやられたってことさ。