『吾輩は主婦である』第二十六話「ゆきお」 2006年6月26日(月) 13:00〜13:30 TBS

奥さんさあ、月曜から肉体関係の話なんだから、私のクドカンもエンジン全開にならざるを得ないってことですよ。さて、先週ラストからの続き。雷鳴とどろく嵐の夜、矢名家にやってきたのは川平慈英さん、役名がゆきお。なにしに来たかっていうと、肉体関係の話をしに来たんだよ。相手はおどろくなかれ能世あんなさん、つまり能世あんなさんの貞操は守られなかったのでガッカリだ、月曜から落ち込む話だ。しかも関係はけっこう前から、時期的には夏目漱石斉藤由貴さんが純喫茶ジャンバルジャンでパートをはじめた頃だっていうんだから、なんだよ全然気がつかなかったなあ。その回想シーンでは能世あんなさんの私服姿がたっぷり拝めたのでよかったわ。しかし全てのものには裏表があるわけで、川平慈英さんの私服姿も見てしまうんだね、あのタキシード風 T シャツが気持ち悪すぎる、しかも、その T シャツ姿で口説かれたのち肉体関係を結ぶんだから、なんとしても同じものを探し出してこの夏着たいと思います。そこへ別れた奥さんからよりを戻す話があったので、能世あんなさんと別れたいという贅沢極まりない相談なんです。これに夏目漱石斉藤由貴さんが一肌脱ごうというところで、タイトル。前置きが長いってことはそれだけ重要なことなのです。口立てで別れのセリフを仕込み、翌日純喫茶ジャンバルジャンで言うんですけど、覚えきれずグダグダ。恋愛体質の能世あんなさんには逆効果「私、別れない……絶対に別れませんから!」となりました。川平慈英さんの離婚原因が、裏ビデオ(無修正ビデオ)を隠し持っていたことだったので、矢名家でも及川光博さんが持っているに違いないと探しますとありました、仏壇にありましたよ、なかなかいい場所にありますね。ところで奥さん裏ビデオと無修正ビデオの違いってわかるかしら?裏ビデオっていうのは、はじめから一般市場に出回らないもの、イリーガルなもの。かたや無修正ビデオは一般市場にモザイク満載で出回っているものが、おや不思議モザイクがなくなってるよワオ、でイリーガルなもの。こういう違いと認識していただければ、無修正のほうが素敵であり、川平慈英さんが「裏じゃなく、無修正だ」とこだわりを見せるのもわかっていただけると思います。その仏壇に隠されていたビデオがそういうのではなく、昔のミュージカルの練習風景でしたので、これにピンときた夏目漱石斉藤由貴さん、「言ってわからなければ歌うしかない」とミュージカルを作詞、作曲は及川光博さんで『つぼみの花が咲く時』。これを朝、純喫茶ジャンバルジャンに出勤してきた能世あんなさんの前で演じます。いつものメンバーに加えて、ピアノ伴奏に原史奈さん、天使に岡田義徳さん、虫歯菌(悪魔かな?)に池津祥子さん、途中から別れた奥さんの宮地雅子さんと娘さん。これで能世あんなさんは川平慈英さんをあきらめて純喫茶ジャンバルジャンを出てゆきます。なんでよ。宮地雅子さんはよりを戻すことはなく、シングルマザーでいくそうです、ガーン。ほら無理から別れることはなかったんだ。竹下景子さんは出番を忘れられていたってことでオチが付きましたよ。明日に続く。これで能世あんなさんはおわりかーと思ってたら、明日も出るみたい、しかも夜の商売をはじめるみたい、いいねいいね。では本日のBGMはこちらです。

肉体関係

肉体関係

また明日。