『吾輩は主婦である』第二十八話「マンガ」 2006年6月28日(水) 13:00〜13:30 TBS

奥さん、マンガはダーティ松本先生以外なに読むのかしら?というわけで、矢名家の実家、ほんとは実家じゃないけど、やな書房という古書店を経営してます。だので今回は古書店らしい話。数日前から黒いスーツにグラサン姿の二人組が、なにやらこそこそと品定めをしているんですけど、それがおげれつ吾郎先生の『おならスースー鈴之助』ってマンガでして、夏目漱石斉藤由貴さんは読んでみて、ひどかったけど面白かったって。このおげれつ吾郎なる人物はのちに大物作家になり、この駆け出し時代の作品はペンネームを含めて消したい過去なので遺族が回収しまくったため市場にほとんど残っていませんで、ネットオークションによるとこの初版本は300万円、つまり「♪GT さんびゃくまーん GT さんびゃくまーん」ってアレです。今の時代、ピンとくる高い値段といえば300万円なんだね。ちなみに夏目漱石吾輩は猫である』の初版本は30万円だと、怒る夏目漱石斉藤由貴さん。しかし、黒スーツでグラサンの二人組っていうとM.I.B(メン・イン・ブラック)に決まってるんだから、おそらく後半は宇宙規模のアレコレになり、夏目漱石斉藤由貴さんは作品の銀河連載が決まるとかそういう展開になるに違いありません。ところで銀河連載ってなんですかね。さて竹下景子さんは池津祥子さんら、たそがれ商店街の面々と慰安旅行に韓国へ。大ファンであるスター、ペ・ヤングンさんのドラマロケ地や生家を訪ねるということで、出発。奥の部屋が空いたのでそこで単行本のために追い込み状態。ちなみに売りに出したマンションはいったん白紙にします、やっぱしいずれは戻りたいみたいね。でも人気作家の夜しずかさんは、住む気満々で家具を物色してるとか。やっぱ出るね、昨日だけじゃなかったんだ、そして編集者の岡田義徳さんもけっこう本筋に絡んできたぜ、夜しずかさんのインタビューをしたりしてつながりを深めております。話し戻って朝、お向かいのレッド吉田さんが不審人物を捕まえます、あの黒スーツのグラサンだ、やったお手柄だ。しかし話を聞いてみると、『おならスースー鈴之助』をある人が購入したいので、下見に来てたんですって。なんで直接本人が来ないのさ、来たさ、来たのがなんとペ・ヤングンさん、あの韓国の大スター、ペ・ヤングンさんだから無理矢理にもほどがある。帰国した竹下景子さん一行は、電話でこのことを知るやダッシュで帰宅するも、残念ながら姿はありませんでした。『おならスースー鈴之助』を読んだペ・ヤングンさん、落書きがあったので300万円では買えないそうです、ちなみに落書きしたのは、自著の値段が低いのにイラッときた夏目漱石斉藤由貴さんだったのですが、もちろんとぼけてます。マンガはあげますので、大ファンの竹下景子さんのために、帰宅するまで待っていてくださいということでしたが、どこからか情報を入手したほかのファンの皆さんが大挙してやな書房に押しかけ、身の危険を感じたため、やむを得ず出て行くことになったのでした。このモブシーンは迫力満点、電信柱もゆがまんばかりの人、人、人。それでもポスターとかにサインもらったからよかったじゃない、と思ったら、夏目漱石斉藤由貴さんが気を利かせて書いていたんだってさ。ちょっといい話。こういう嘘はついていいんじゃないでしょうか。予告では明日久しぶりに斉藤由貴さんが戻るみたいね、楽しみ。明日に続く。