『吾輩は主婦である』第四十話(最終話)「こころ」 2006年7月14日(金) 13:00〜13:30 TBS

奥さん、全四十話お付き合いありがとうございました。こんな時になんですが、私、奥さんに申し上げなければならないことがあるんです。私じつは……奥さんのことが……!?奥さん?あれそのちょびヒゲどうしたんですか?まさかアンタ漱石!?いつの間に。というわけで小汚い格好でやな書房の店先に立つ斉藤由貴さん。どうやら矢名みどりの斉藤由貴さんのようです。戻ってきたと大喜びの及川光博さん、子供たちは夏目漱石斉藤由貴さんじゃなかったのでテンションやや低め。ご近所の皆さんは夏目漱石斉藤由貴さんしか知らない人多いので、はじめましてな感じ。この温度差、及川光博さんひとり喜びってのは、あるね、三人目。ここからの及川光博さんの行動、言動は、三人目へ向けての前戯であると私は見ました、おそらく皆さんもそうでしょう。そして一緒に来た本田博太郎さんは、送り届けたってことで退場、喪服姿でグラサンかけて謎の男なのね、ダッシュで去ります。ひと風呂浴びたのか、矢名みどりの斉藤由貴さんはサッパリ。居間にてみんなに囲まれて、この空白の数日間について語り始めます。気がつくと、夏目漱石のお墓の前にいて、この墓地の管理人である本田博太郎さんに介抱されたのだそうです。ここで歌、ですが今回はタイトルだけですぐにCMの超短縮版だぜ、つまり本編たっぷりな意気込みがビンビン伝わってきたので、まあ普通に見ます。池津祥子さんが自分宛の封書がなぜないのだと問い詰めると、何かを思い出したのか矢名みどりの斉藤由貴さんはあわてて部屋を出ようとする、と「もしや、これでは?」と本田博太郎さんが封書を持って戻ってきていました、管理人室に忘れてきたんですって。そして朗読が始まります。みどり宛ての手紙にはこれまでの出来事が書いてありまして、夏目漱石は体を借りていた矢名みどりに、「あなたには会ったことがないけれど、あなたのまわりには素晴らしい人ばかりなので、あなたは幸せに違いない」みたいなことを書いてますけど、まあ今まで不幸だったってわけじゃないからね、どうなんだろうこのへんは。読み終わった本田博太郎さん、みんなが拍手をします。全四十話ナレーションを担当された本田博太郎さんへのありがとうの拍手。ここ素晴らしいですね、何度も巻き戻して見てしまいましたら、さすがに飽きましたけど、初見のときの感動は忘れないぜ。これからの生活について、家では話しづらいので純喫茶ジャンバルジャンにて。夢をあきらめず、音楽家を目指そうってことになりました。客で能世あんなさんがいましたよ、川平慈英さんに言い寄られて、胸元から出した1000円札を叩きつけて出て行きました、まあセリフもあったし、よしとするか。客席にて、ひとり酔いつぶれている尾美としのりさん。ミュージカルの企画がポシャったので、もうどうにでもなれ。そこで矢名みどりの斉藤由貴さんが、夏目漱石斉藤由貴さん時代に書いた『吾輩は主婦である』を差し出し、これをミュージカルにしてくださいと無茶なこといいますけど、本番まで半月だし、劇場もスタッフも拘束してあるので、やむなし、でも音楽を及川光博さんに担当させるのはダメ。だって才能ないから。しかし、音楽を担当させないと原作権を与えないと、バーター交渉。矢名家で日常生活が戻ってきたけど、マンションに帰りたいな、でもお金ないな、生活がカツカツになってきたので、また夏目漱石になってしまうかも。そしたら竹下景子さんが単行本の印税と純喫茶ジャンバルジャンでのパート代を貯金してくれてましたので、これでマンションに戻りまして、それぞれの日常は続くのでした。『吾輩は主婦である』ミュージカルが上演されて、竹下景子さんと猫背椿さん親子が観劇してきた感想を話していると、池津祥子さんが自分宛の封書があったとカエルジャンプでやってきまして開封一番「似顔絵かよ!」なまはげのイラストが書いてあったのでした。おわり。