ドラマチックであるということ『 CanCam 』2006年11月号

CanCam (キャンキャン) 2006年 11月号 [雑誌]

CanCam (キャンキャン) 2006年 11月号 [雑誌]

あわわわ。ボケッとしていたらそろそろ次号が出るじゃないか。の『 CanCam 』2006年11月号は蛯原友里さんが黒系にて、横向き座りの頬づえつきの顔こっち向けて脅威の目力。背景は白でロゴは赤、文字も赤中心で、ベーシックなイメージに近い『 CanCam 』っぽい表紙といったところ。しかし別冊付録「美人の素」は CanCam モデルの影も無く、読者モデルのみなさんによる美容と健康情報。そんなもんいらねえ、確かに CanCam モデルのみなさんは、企業広告に出る機会が多くなったので、うかつに愛用品をレコメンドできないのはわかりますけど、本誌とあまりにもかけ離れた付録はイカン。とってつけたように本誌でも読者モデルの「1か月 CD 」をやってもねえ。これは近年まれに見る”駄付録”だ、おヒゲの大西豊編集長は、罰として今週おヒゲのお手入れ無しとします!とプンスカしながらページをめくっていると……おや P 580 タケダ薬品の広告は臼田あさ美さんによる「タケダ漢方便秘薬」じゃないですか。専属モデルを離れ、タンレント業を中心にがんばってらっしゃいますね。たくさんのトイレットペーパーを抱えてニッコリ笑顔の臼田あさ美さん。コピーが「朝ウンチ、してる?」……あっ!パラパラパラ「美人の素」トップバッターの東里江子さんのマイブーム”よもぎ蒸し”じゃないか!よもぎ蒸しとは、よもぎなどを煎じた蒸気を、陰部、肛門の粘膜から吸収し、体の中から美しくなるという健康法であります。なるほどなるほど、たしかにメイクアップでいくらお化粧をしても、それって一時的なその場しのぎで、お肌にもダメージを与えています。サプリメントや健康食品は本誌でもけっこう取り上げていますけども、”摂取”があれば”排泄”も当然あるわけです。しかしストレートに表現するのはさすがに刺激が強すぎるので、広告、読者モデルを利用して徐々に布石を打ち始めたのでしょう、おそらく5年、いや10年後に創刊されるであろう『肛門系 CanCam 』または『粘膜系 CanCam 』に向けて。深い、深いよおヒゲの大西豊編集長。先ほどの暴言をお詫びして撤回します。お詫びのしるしとして、おヒゲのお手入れ(ブラッシング)をお手伝いさせていただきます。やっぱ『 CanCam 』時代の先先へ行くよなあ。それでは『エビちゃんシアター DOUBLE DESTINY 』行くぜ。

エビちゃんシアター DOUBLE DESTINY 』 Vol.3 「発火」
ユリとルリ(蛯原友里さん二役)が商売敵になっちゃいました。そんでワイルド系のルリを炊きつけます。服の生産を頼んでいた中国の工場が、別口の大量発注を受けちゃって、手が回らないんですって。その大量発注先がかわいい系のユリだとわかると、 Vol.1 「遭遇」での衝撃の出会いシーンがよみがえり「許さない!」「絶対につぶしてやる」となり、次号に続く。……って、しっかりユリのことを認識してますね、これ似てるってのはどう処理していくのかしら。『サプリ』第8話のラストから第9話、雨の中での伊東美咲さんと浅見れいなのシーンを思い出してしまいました。『サプリ』まだ最後まで見てないのでなんとも言えませんけど、要するに”出会うとまずい二人が出会う”ところが最も盛り上がるってことですかね、そこからどうなるとか、読者(視聴者)は関心がないのでしょうか。ここから理詰めで行っても仕方ないのかなあ、ドラマチックって難しいわね。なんだかしょんぼりしながら読み返していると、あ!なんだよいきなり鈴木サダムさんが出ていらっしゃるじゃないですか。ああこの私のしょんぼりした心を慰めてくれるのは、鈴木サダムさんだけです。次号もよろしくお願いします。