♪いつもプカプカプカー『ブラック・ダリア』

四十年代のロサンゼルスで、実際に起きた猟奇殺人事件にインスパイアされた小説『ブラック・ダリア』の映画化ですって。二人の刑事が主役なので、いわゆる”バディ・ムービー”ってやつですね。反発しあったり協力しながら事件を解決していくのかなと観ていたら、ジョシュ・ハートネットさん単独行動にて、なんだか思いもよらぬ展開。ああこりゃバディ・ムービーじゃなくてフィルムノワールとかファム・ファタールとか、なんかそういった雰囲気重視の大人な映画かしらと思いきや、自らの下半身の怒張を”相棒”とし、欲望のおもむくまま行動すると真実に近づくという、変則的”バディ・ムービー”の誕生だったので驚いたぜ。二人の女性の間を行ったり来たり、まぐわったあとのピロートークにて新展開、ダッシュで移動の繰り返し。こればかりでは飽きましょう?との配慮からか、ジョシュ・ハートネットさんのひきしまったお尻を堪能できるサービスショットあり。ここではジョシュ・ハートネットさんの「……ちゃんと見た?」って間があるから、心の中で「ああ!しっかりと焼き付けたぜ!」って返そうね。しかし、彼たち、彼女たちはタバコを吸う吸う、親の仇じゃないんだからね。あ!もしかして仇なの?あとは K・D・ラングさんがいいところで歌ってました、ここしかないってポイントですね。