マイレージ OR ニョロレージ?飛べ『スネーク・フライト』!!

さっそくスネクって来たわけですけども、これぞ21世紀のニョロリンピックだぜ!20世紀のんは『インディなんとか』とかそのへん適当に。昨今は飛行機が最後に墜落して終わる映画もございましょ?だからもう心配でたまんないわけです。
事件の証人をハワイイからロスアンゼルスへ移送しますが、悪党どもは刺客をニョロニョロ送るわけです。さあパニックだ、さあスネクりまくりのニョロまくり。飛行中の密閉された機内、音も無く足元(天井も気をつけて!)に近づく毒ヘビ、それも一匹や二匹じゃないですからね、証人を直接毒殺できずとも、旅客機を落とすに充分な毒ヘビを放ちます。大きいのから細いのからカラフルなのやコブラ的なものまで、これぜーんぶ毒ヘビ。証人も乗客も乗務員もみんなまとめて面倒見るぜの我らがサミュエル・ L ・ジャクソンさん(イエーィ)!FBI のベテラン捜査官です、頼りにしてます。声が響きすぎて、決めセリフではちょっと音が割れてたけどみんなのところは大丈夫だったかな?でもそれがサミュエル・ L ・ジャクソンさんの声の通りのよさを引き立てていたのでドンマイ。本当、体中にビンビン来る声ですよね。はじめに証人・乗客・乗務員をひととおりさらって、待ってましたの毒ヘビをドサニョロ、そういう描かれ方をした登場人物がひとり、またひとりと噛まれて、やがて機内は大パニック。いざこざがあったり、しびれる救出シーンがあったり、毒の回り方が蛇によって違ったり、一息つけたり、そんでそれをぶち破るのがあの方だったりで機内の追い込まれ度に観ているこちらも口をパクパク。さらにロスアンゼルス空港の管制センター、FBI の地上での捜査なども平行して描かれまして、短い時間ながら愛すべきキャラクターを的確に配置してくるので、いいぞいいぞ。やっつけても(おもに頭を潰す)やっつけても(おもに頭を潰す)一向に毒ヘビは減りませんので、どうにかしないといけませんけど、そのどうにか仕方はどうかしてるよ!最高!エンディングでは主題歌のプロモーション・ビデオが流れますけど、この曲は一般に募集したものだそうですよ。それもこれも含めて愛すべきニョロ映画なので是非劇場に足を運んでスネクっていただきたい。