徳澤直子さん初出演『アザーライフ』どうしようか。

どうしようか観たんですけど。どうしようか。ええい言ってしまえ、この映画「しょっぱい」よ。説明的な台詞が多くて「え!この人がこの人とつながっていて、実はこの人こっち側の人だったのか」とかに付き合わなくちゃいけないから疲れたですよ。俳優陣も、主役の遠藤憲一さんと金田美香さん、それと松田悟志さんは良かったんですけど、その他がちょっとね思わせぶりな演技が厳しすぎました。そうなると社長秘書役の徳澤直子さんに集中して観りゃいいのさとなるのですが、作り手が徳澤直子さんの素敵な声を重視しなかったり、”登場人物の出し入れ”すら出来ていないので困るぜ。あるシーンでは遠藤憲一さんと徳澤直子さんが駐車場を歩いていて、車にたどりついた時には遠藤憲一さん一人。そのまま話は進んじゃうんだよ、なんだよあの暴走シーンは。しかし徳澤直子さんによるベッドシーンありなんだから邪険にできないの。といっても、前戯と後戯だけで肝心のペロペロは見せちゃくれませんがね。妄想しろってことだから、後戯(まあピロートークだわ)のとき髪の乱れがございませんでしたので、そういったプレイだってことなんだろうね……フフン。今年は奇しくも徳澤直子さんが『アザーライフ』、西山茉希さんが『7月24日通りのクリスマス』で『 CanCam 』専属モデルのお二人がそれぞれスクリーンデビューを果たしたわけですが、どちらの作品も決して満足の出来ではありませんでした。でも「『7月24日通りのクリスマス』でスクリーンデビューしたんです」ってのは、笑える失敗談(大げさに言うとだよ)になるんすけど「『アザーライフ』でスクリーンデビューしました」となったら苦笑いというか、聞いてすいませんでした的なリアクション取っちゃうと思われますので、これは作品をチョイスするスタッフの力量が問われた感じ。徳澤直子さんは髪で隠している右目を出してからが本当の勝負でありましょう。ウィークポイントをチャームポイントにするだけの力はあると信じております。