『美少女戦麗舞パンシャーヌ』第3話「健康的な幽霊」 2007年4月17日(火) 17:30〜18:00 テレビ東京

普通この手のドラマには、脇に芝居のできる方をキャスティングするものですけど、例えば神様役の猫ひろしさんのところ、例えば警察官の牧田哲也さんのところ。まあ猫ひろしさんは WAHAHA 本舗ラインがあるとして、警察官はベテランの俳優をキャスティングしないとまずかろうと思っていたのです。んが、んがしかしこの第3話を見て確信、これは「兄貴の嫁さん」ものであります。つまり牧田哲也さんが兄貴の嫁さんである矢吹春奈さんがエロくてエロくて仕方が無い、どうにかなってしまうかしてしまう、しかし自分は公僕であるからそんなことは決してあってはならない、なので必死に気を紛らわそうと妄想している。と考えるとストンと落ちる。そうすると夕飯を御呼ばれして兄の家ですき焼きを食べ、その夜に当然行なわれたであろう兄夫婦の夜の営みを妄想によって未遂にしたってのも納得。そりゃあ兄貴の嫁さんが生卵に肉や豆腐やシラタキをからめて口に運ぶ姿を見せられちゃあ、辛抱たまりませんものね。スタミナ系の夕飯ならば当然夜の営みはあると考えるのが普通なので、牧田哲也さんは妄想により未遂にしてしまった。じゃなきゃああのシーンは、いらないよな。そしてこのシーンを見て性の目覚めを果たした全国の小中高生のみなさんおめでとう。脚本は第1話に続いての浦沢義雄さん。ですから敵と戦う場面をクライマックスに持ってこずに、偽パンシャーヌである幽霊の梅垣義明さんのハートフルストーリーにしていきましたね。自分が死んだのに墓参りに来ない妻に文句を言うために、ある日墓場でパンシャーヌ(第1話で宇宙人の怪人を追いかけていたシークエンス)を見かけ、このコスチュームなら怪しまれないと何故か思って、パンシャーヌの格好をしていた。そんで本物パンシャーヌと戦って改心し、二人で妻の様子をこっそり見に行くと、妻は夫の墓参りに行けないことを申し訳ないといいながら一生懸命家業の豆腐屋を継いで仕事をしていましたとさ。幽霊の梅垣義明さん、自分の墓は自分で掃除することになりました。このあたりいい芝居でめでたしめでたし。まさか第1話の回想シーンに驚きつつ(こっち覚えてて)、猫ひろしさんが出てこなかった(こっち忘れた?)。もう無限大だよ。