小出早織 Haaaan!!! 『舞妓Haaaan!!!』

邦題:『舞妓Haaaan!!!

原題:

原作:

製作会社:

監督:水田伸生(『ぼくの魔法使い』)

脚本:宮藤官九郎

出演:阿部サダヲ 堤真一 小出早織 柴咲コウ 伊東四朗 京野ことみ 生瀬勝久 北村一輝

日本公開:2007年6月16日

脚本の宛書(あてがき)ってなんですか?と聞かれたらこれ魅せろ Haaaan!!!。これは宮藤官九郎さんが阿部サダヲさんに宛てて宛てて宛て倒した作品であり、一説によると本当に耳なし芳一よろしく、阿部サダヲさんの裸体に直接脚本を書いていたと言われております。常にハイテンションな阿部サダヲさんは食品会社に勤めるサラリーマンで、修学旅行で訪れた京都で迷子で舞妓さんに出会ってから、いつか舞妓さんとお座敷遊びをして野球拳をしたいという夢を持って、顔出しで舞妓さんに関するサイトも運営しております。念願かなって京都へ転勤、これで存分にお座敷遊びが出来ると思いきや、一見さんお断りの壁が大きく立ちはだかります。SNS みたいなもんすね、誰かの紹介がないとお店に入れないのです。ここで一見さんお断りを受けてミュージカルに変わるんですけど『プロデューサーズ』の「 I Wanna Be a Producer 」みたいなことをしだすので「!?」と思い、ここで実はノリそこねてしまいました。で、じゃあところどころミュージカルになるのかというとここだけなんだもん、しかもショッパイし。このあと堤真一さんとライバル関係になってドタバタするんですけど、ここまでが長いし、ここからも長い。そしてブリーフ姿の阿部サダヲさん、このブリーフが厚手でお尻のほうは、なにかの漏れ防止加工が施されているように見えたので製品名を要確認。そんで柴咲コウさんより小出早織さんが大きな役で、京都生まれらしい言葉遣いを聞きながらはんなりしていると、お座敷で京野ことみさんと並んで踊ったときの顔の大きさでハッと我に返るというね。そんで柴咲コウさんの扱いはさらに謎で、体調を崩して退院して「病み上がりだからあまり無理しないでね」と声をかけられるのですが、ここでの顔のアンシンメトリー具合が尋常ではなく、まるでそのアンシンメトリーは病気であるとでも言わんばかりなので気の毒なことです。そして最大の収穫は北村一輝さんで、一分ほどの出演シーンでありながらインパクト強しで満足満足。