『ジャッジ 〜島の裁判官 奮闘記〜』第3話「告白」(2007年10月27日(土) 21:00〜22:00 NHK )

『ジャッジ 〜島の裁判官 奮闘記〜』【公式サイト】島で唯一の裁判官である西島秀俊さん。初めて殺人事件を担当します。10年以上にわたり自宅で介護している夫を妻が殺害したというもの。妻の中原ひとみさんは犯行を認めており、裁判は介護疲れ殺人として、スムーズに進行するかと思われました。島を出ていたひとり息子の津田寛治さんが証言台に立ちます。証言を始めようとしたとき、感極まった中原ひとみさんは高血圧症が出てぶっ倒れ、休廷。回復を待つ間じっくり証拠を確認することにするのですが……。と、この殺人事件が大きな柱となる第3話。一方東京では母親の大山のぶ代さんがコケて骨を折り入院。妻の戸田菜穂さんが一人東京へ向かいます。事件の親子とこの親子の対比。島に赴任してから徐々に溶け込んで人懐っこさにほっとするも、殺人事件に至るまでの背景が明らかになるにつれ、金と欲にがんじがらめになるのはいずこも同じという現実。こんな青空と海に囲まれた美しい島でも、だからなおさらこの殺人事件の背景がしんどく響きます。そして下された判決に泣いちゃった。土曜の21時にゃちと重いですけど、じっくり見る価値大いにあり。全5話ですよ、終わってないのにもっと見たい。